リロアンドスティッチ

ビデオで見ました。一応アニメなので感想とか書いてみたり。
ディズニーはおおよそ好きじゃないんですが、ターザンのジェーンは艶っぽくていいかもとか思ったら、印象通り子猫的魅力でまあまあ面白かったんですが、リロアンドスティッチも宣伝で見る限りなんとなくいい気分になれそうと期待してみたら、なるほど、ハッピーでそれなりに楽しい物語だった。
総時間が80分と掌編で、となりのトトロに通じる印象を持った。とか思うと、なんだか似てるような気もして来ちゃったり。ディズニーは剽窃上手みたい事でどうのこうのとか言うことで、穿ったことは考えないけれど、どこかしら意識していて、短い物語でいい気分になれる作品を自分たちの文化の中から探して、ハワイで子供が非現実と出会うとかに行き着いたのかな?とかちょっとだけ思ったり。
そんなことはないだろう、トトロもリロアンドスティッチも、基本的に、面白いドラマツルギーのパターンの一つに乗っ取っているだけだろうし、似たところがあって当然。
とか同居人に言ったら、アメリカのトトロはモンスターズインクじゃないのかと。ああ、そう言えば……。
物語は書かないけれど、悪い人が一人も登場しない、なんとなくいい気持ちになれる物語でした。機会があったら見てみては?時間的にも半端でテレビではやりにくそう。

呪怨

ビデオ版呪怨とか見た。やっと見たという感じ。今まで借りようと思っても、ずーっと貸し出し中ばかりだった。どうしてこんなに和製ホラーが人気作品になってきたのか。
何度、じゃあいいやと、ビデオ版呪怨2とか、劇場版呪怨とかで妥協しようかと思ったけれど、ビデオ版の一巻が一番恐いというし、もし他のが恐くなかったら口惜しいし、とおもってガマンしていたんだけど。
で、見た感想はと言うと、そんなに恐くなかった、と思った。
ぶっちゃけ、恐怖には、即物的な恐怖と、考えたら恐いとかいう思考的恐怖ってあると思う。呪怨は考えたら恐いというようなタイプで、即物的恐怖作品じゃない。つまるところ、大音響で怖がらすとか、迫力で力押しとか、グロ表現とか、痛い系とか、そういう表現の方が好きな人だったので今ひとつ。その点では、帰ってきた娘が血だるまとか、血塗れ電話ボックスとか、そう言うところは、おおー、なんだけど。
とか、その方向性だとポルターガイストなんか好きなんだけど。うるさくてやかましくて強引なガイストの暴力としての怖さとか。
また、呪というのが、理解出来るから恐いという呪と、理屈がない呪がある。貞子なんかも、物語の中で貞子の怨念を持つ理由が明かされて、それじゃあ人を次々呪に引き込んでも当然だと観客に納得させてから呪に引き込まれていく被害者とともに恐がれる。お岩さんも同様で、本来の日本の恐怖は因果応報の理論で恐怖を発動させていた。
呪怨の呪はあまり理屈で表現されていない。一つの家の場に呪がわだかまって、通りかかる人を理由もなく呪の世界に引き込んでいく。その辺見ていて怖ろしく感じない。
っていうか、書くためにどう言うことだったのか考えていたら、ドンドン恐くなってきた!
ああ、そうか、初めに柳ユーレイを子供の頃から好きだったストーカー女が嫉妬した旦那に殺されて、ああ、ああ、ああっ、ああ、それでこうなってああなって、にゃーっ!
恐いわ、呪怨、日本映画の中じゃ、めっさ恐いわ!
即物的じゃなくて後から勝手に想像して恐くなるタイプの恐怖映画かも。なるほど、これならばリングよりは恐いというのわかる。
理性的に作ってあって恐い作品なのだろう。

偶然……?

http://d.hatena.ne.jp/rakka/20031003#1065109384
どうして呪怨の感想を書いたあとで、こういうのを見るのかな?
まったく予期していない同期性とか、現実の不可解さとか恐怖とかは、こういうところにあるんだと思う。
コックリさんごっこをしている時に、なんとなく発生してくる空気の匂いとか。文章にも捕らえられない、映画にも捕らえられない、現実の雰囲気の中にあるのが恐怖や不思議の根元なのだ。

私信っぽいヤツ

う、自分?rakka氏には、無用な気遣いをかけてしまったようで、もしそうだったら申し訳ないです。
自分の場合、ギャラリーが10人とかでも、1000人とかでも、あまり関係がなく、理念は自分通りということで、みっともないことでも、情けないことでも、一部身内に向けてのつもりでも、見知らぬ他人の目に留まることになっても、まあ、偽らざる自分だし、とか言う感じで書いているのであまり気に留めていないのだけど、時分のあずかり知らないところで、影響力が大きくなっちゃったりして、無自覚にリンクしたりすると、身内向けでやってるから困るなあ、という場合もあるかもなあ、とか思ったのでした。
オカルトの一つにシンクロ性とかもあるし面白いなと思ったのでつい、リンクしてしまったり。

リングと呪怨

で、それを受けてもう少し、リングと呪怨について考えてみた。
書いた通り、呪怨はそんなに見た目が恐くないということは同感だしそうだとおもう。加椰子ははっきり見えすぎ、白塗りの子もそんな恐くない、つか笑うし、それでも後から考えると恐いと。
リングは自分の場合、深夜テレビで1時頃に一時間番組とかそれで見たのが初めだった。
豪華な世にも奇妙な物語みたいな感じで原作に忠実に作られた新人っぽい先鋭作家のドラマみたいな感じだった、けれど、これが恐かった。
どこがどうと言われれば、一度に人間が別々の場所で同時に死んだ、というところから、ルポライターが自分にも呪が掛かり、それを追いかけていたら、本当に呪があったと、それにたどり着く過程が恐かった。
あまり具体的に貞子は出ていない、井戸からは出てきたけれど、テレビからも出てこないし、長い髪も、青白い皮膚も、三白眼もなかったと思う。それでも恐かった。むしろ、映画版も連続テレビ版もそれほど恐くない。
なぜ恐かったのかと考えると、恐いと感じたことは、幽霊見たり枯れ尾花、というけれど、なんだか恐い感じ、人影のような物、それを、枯れ尾花だと思って確認して安心しようとしたら、本当に呪の原因があって、怨霊がいたから恐かったのだろう。
この事が恐いというのは、普通と言う領域からはみ出たところ、はみ出たことに巻き込まれていると自覚した事で生じる。
例えば幽霊とか超能力とかは、科学からはみ出るとか、常識からはみ出るとかだし、暴力が恐いのは、法律からはみ出たからだし、安心できるフィールドから遠ざかった、と自覚するからだ。
リングの場合、観客はルポライターと共に、常識から段々と離れ、気が付けば、呪と死の領域に自分がいるということを経験するから恐怖に引き込まれるのだ。
呪怨の場合、その感覚に乏しい。というか、リングにおける貞子探しは行なわれていないのだ。リングの貞子の放った呪か発動したのは、大学生達と、ルポライターとその家族だが、発動して死を引き起こしたのは学生だけだった。
呪怨はあの場所で、発動した呪は、数え切れないほどある、時間を解体して、エピソードや、因果関係を解体して、一見オムニバス形式で奇妙な物語が語られる、ように見えて、すべてのエピソードは一つの結論を導き出す。
見終わって、物足りなかったなと、もう一度考えたとき、出来事が繋がり、真実が見えてくる。自分がリングで一番怖ろしいと思った貞子探しを、観客の想像力にゆだねている、という事が、呪怨の最も怖ろしいところとなっている。
そう言うわけで、目に見えない怖さ、想像力の中にある恐怖を引き出す作品として、最も恐かったのだ。

なんだろう、Avengerが予想より見られそうというか、むしろ自分好みになってたのが一番の収穫。あと魁!!クロマティ高校が桜井監督の味もあって不条理感があって、楽しみが増えた。それと、予想より、アニメが少なくて楽で済んでる、というか、物足りないくらい。そしてふと気が付けば、バトルプログラマシラセとか、瓶詰妖精とか、一騎当千とか、ワルキューレとか、君が望む永遠とか、自分とこはだめぽだけど、ゴータンナーとか地方局が強くなってたという事に気が付いたこととか。
そんな感じであんまり他の印象は、最終回だったり、新番組だったり入り交じっていたようなんだけどぺースが変わってよく思い出せない感じ。
マシンロボはジェイの復活無難な展開だった、ショタホモ萌えだった(笑)
十二国記は、難しいけど順調。
ラストエグザイルは今週最終回だったはずだよね、全体的に説明不足というか、描写にばっかり凝ってた作品だった。シナリオとか、文芸の強化したらもっと良くなる作品のはずだと思った。
ベイブレードは、ひろみたん萌えだったり、女子チームが目立って華があった。
ソニックがゴールドで物語のランク的には神だった。
ナージャローズマリーが成り代わりでビックリだった。
でじこは、最終回っぽかった、そしてマジカノミステキツアー。
シードがドタバタ終わった。
ぴちぴちピッチは……海斗のサーフィン大会で、四番目のマーメイドの歌が大変なことに。
ミルモはゴールデン、ダアクが封じ込められたのはどうかと、というか、アクミも戻ってないし。
ロキは最終回、海底に帰ったら、ラグナロクが始まるんだと言うことが自分にはよくわからなくて、後で他の感想で読んでそうかと思った。まゆらを選んだというか、世界の破滅を先延ばしにしたという描写だと伝わらなかった。
そんな感じかな。読み返して確認。
ムリョウはまたネタばらし、ジルとムリョウ姉の秘密。
プラスターワールドは現代編で遊び。
カスミン終わってた。あまりけじめが付いてない。
エアマスターが、素晴しい途中最終回の形で終わった。
パフワはどーでも。
ファイアーストームが終わってた、最後まで宇宙人はバカだった。
ガッシュはアポロ編の決着、コルルでメロメロ。
ドッコイダー終わりだった、先週のラストが格好良すぎて、その雰囲気のままかと思って多少肩すかし、もっと激しいカタルシスかと思ってた。オサバキーの反乱で世の中が支配されてドッコイダーしか助けられるヒーローが居ないとかじゃなく、小鈴とモグモックルがピンチで、ドッコイダーしか頼れる者が居ないって話だったし、オモチャのヒーローが本当に世の中を助け、みんなが「がんばれドッコイダー」と願うという方向じゃなかったし、自分を救えドッコイダーだったもんね。
とかそんな感じでした。ほとんどコメントすることになった。そこそこ印象的な話が多い週だったみたいです。