2001-11-01から1ヶ月間の記事一覧
vermilionに来た人物が上に昇りそこで出会った物語から物語を作る試みです。 旅人はヨネサキ。 物語一覧 http://d.hatena.ne.jp/maspro/20011130 2003/06/28「vermilionの訪問者」 http://d.hatena.ne.jp/maspro/20011129 2003/06/29「お茶のすごい画廊」 ht…
気が付くと、ここにいた。 周囲は細かい砂の漂う砂嵐の砂漠。風はないのに埃のような砂が舞い周囲は灰色の世界に包まれている。 なんで、こんな所に。私は砂の世界に立ちつくし記憶をたどる。 ただの社会人、漫然と仕事をこなし、テレビアニメを見て、感想を…
物語の初めに vermilionに来た人物が上に昇りそこで出会った物語から設定や人物や舞台を借りるという形式で書かれた物語です。 始まりはこちらhttp://d.hatena.ne.jp/maspro/200111
watercolorさんこんにちは。vermilionは興味があるような無いような、そんな感じだったんです。それでじゃあ、一階から読んで、上に上がろう、そういう旅行記とかどうだろう、と思いながら、一階の物語を読んだら、予想以上に面白くて、インスパイアーされた…
外から見た塔の外観は、ひっそりとしていた。死者がひっそりと眠る墓標のようにも見えた。活発な生き物の気配はない。ひっそりと忘れ去られた図書館のようだった。 玄関のような物も見える。建物のわりには、こじんまりとして、人を吸い込む魔界の入り口のよ…
物語の初めに vermilionに来た人物が上に昇りそこで出会った物語から設定や人物や舞台を借りるという形式で書かれた物語です。 始まりはこちらhttp://d.hatena.ne.jp/maspro/200111
画商に言われたように、右の通路を進むと、上層へ続く階段があった。ここまで来てもう戻る必要もない。私は階段を上っていった。階段の様子は、一言で言えば「素っ気ない」と言う物だった。一階のような品の良さはなく、石のような階段に、むき出しの緋色の…
また人の作品をインスパイアーしてしまいました。id:cc2さんごめんなさい。 忌憚のないところを言うと、ネット上の素人の創作なんて大したこと無いと思っているんです。 しょせんは素人ですし、お金払ってるプロとは違うと。もちろん、すぐれた人もいます。…
物語の初めに vermilionに来た人物が上に昇りそこで出会った物語から設定や人物や舞台を借りるという形式で書かれた物語です。 始まりはこちらhttp://d.hatena.ne.jp/maspro/200111
id:crea555さんの物語を借りてしまいました。すみません。(謝ることはないと思うんですけれどね。事前に話を付けて行動しないので。なんとなく、作品には作品で返す、社交的なやり取りより、作品のみのストイックな交流の方が好みなもので、勝手に描いてしま…
ようやくのことで、上にたどり着いた。 五階への足取りは予想以上に困難だった。言われたままに大木の元にたどり着いた私は、呆然と樅の木を見上げた。そして樅の木のはるか彼方から垂れ下がっている一筋の蔦。 せめてもの救いは、その蔦が一本ではなく、な…
物語の初めに vermilionに来た人物が上に昇りそこで出会った物語から設定や人物や舞台を借りるという形式で書かれた物語です。 始まりはこちらhttp://d.hatena.ne.jp/maspro/200111
id:hinochaさんお話を頂いてしまいました。ごめんなさい。短いけれど、とても雰囲気のある、一枚の景色でした。とても触発されました。ありがとうございます。 わあすごい、自分でもびっくりした。 どうしてこんな文脈になってしまったんでしょうか。それな…
いったいいつまで続くのだろう。 私は果てしない螺旋階段の中で座り込んだ。 五階の町はすべて内側に閉じていた。たくさんの人に声を掛けてわかった結論は、住人はすべて内面に閉じていて、世界の電波しか見ていず、聞こうとしていなかった。私はすごく疎外…
物語の初めに vermilionに来た人物が上に昇りそこで出会った物語から設定や人物や舞台を借りるという形式で書かれた物語です。 始まりはこちらhttp://d.hatena.ne.jp/maspro/200111
ひどいね、どうも。二流もいいとこでした。上手い具合に変えられない。夢のある話にしたい意思はあるけれど、考えるほど、薄っぺらいものになってしまう。力不足でした。なんか口惜しい。 次の階 http://d.hatena.ne.jp/hinocha/20030423#1051074560 http://…
長いと思った階段は思いのほか短かった。一度長い睡眠をとっただけで、階段は終わった。 あの男までの道のりの長さは昇る者を拒むための意図なのかもしれなかった。 階段を上りきると、円形の石で作られたホールの真ん中に出た。 壁一面になにかある。近寄っ…
物語の初めに vermilionに来た人物が上に昇りそこで出会った物語から設定や人物や舞台を借りるという形式で書かれた物語です。 始まりはこちらhttp://d.hatena.ne.jp/maspro/200111
id:hinochaさん、物語を借りてしまいました。重ね重ねすみません。前回は、客人をもてなした人を殴ってしまい。今度は、幸福なパターンと、不吉なパターンを書いてしまいました。 意地の悪い感じになってしまって申し訳ありません。 本当に、先を読まずに書…
http://d.hatena.ne.jp/hinocha/20030424#1051165721 カインを残し私は上への道を目指した。 私にはどうしようも出来ない。私はここを上の道と選んだ。カインは開くことのない飾りの扉を上の道と信じている。それしかない。 扉を開き中へはいると階段だった…
カインを残し私は上への道を目指した。 私にはどうしようも出来ない。私はここを上の道と選んだ。カインは開くことのない飾りの扉を上の道と信じている。それしかない。 扉を開き中へはいると階段だった。後ろで閉めたはずの扉はなぜか消えた。下へ続く階段…
物語の初めに vermilionに来た人物が上に昇りそこで出会った物語から設定や人物や舞台を借りるという形式で書かれた物語です。 始まりはこちらhttp://d.hatena.ne.jp/maspro/200111
無難でした。特に事件もなく。というか、アリサのキャラが変わってしまいました。無の商店でやり取りを見ると、こんな押し付けがましい行動をする人じゃないですね。むしろ困って立ち往生しているところへ主人公が声を掛けるとかの方が、自然だったのかもし…
「あ、ねえ!あなた、そう!そこのあなたよ」 突然声を掛けられた。 「こっち!後ろよ、後ろ!」 私は後ろを振り向いた。と、ドサッと、キャンパス地の巨大なトートバックを投げつけられた。 「うわっ!な、なんですかいきなり!」 バッグを抱きしめて、後ろ…
物語の初めに vermilionに来た人物が上に昇りそこで出会った物語から設定や人物や舞台を借りるという形式で書かれた物語です。 始まりはこちらhttp://d.hatena.ne.jp/maspro/200111
無の商店は面白いところですね。色々ないじくりやすい要素がつまった、関わり甲斐のあるところです。 そろそろ製作態度を変えようと思います。 上っていって、関わって、感じて書くというような、既存作品主体で書くのではなく、もっと自分のキャラクターの…
コンコン、私は無の商店という家の扉をノックしていた。 返事はない。扉を引いてみる。びくともしない。 ドンドン、もう少し強く叩いてみる。 やはり返事はない。扉を引いてみると、ガラガラと開いた。 鍵かかってなかったっけ? 私は気にせず、店の中に入っ…
物語の初めに vermilionに来た人物が上に昇りそこで出会った物語から設定や人物や舞台を借りるという形式で書かれた物語です。 始まりはこちらhttp://d.hatena.ne.jp/maspro/200111
さようなら
無の商店から上がること七階、階段を上がると、真っ白い空間に出た。 振り向くと、暗い階段が上と下に続いている。 前を向くと、知識の部屋と書かれたプレーとが浮いている。 右を見ると熱帯雨林の部屋、左を見ると豪雪地帯と書かれたプレートが浮いていた。…