中世ファンタジーのこと

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を読んで同感なんだけど、同じ気持かわからないけれど、どうも、鋼の錬金術師とかみても、その中世の世界観に燃えられない。元々が印象として、ダメなラノベの中世ファンタジーとか連想してしまってすでにその段階で気持が萎えて接してしまう。
オーフェンとか、あまり面白いと思ってみられなかった。ちょっと調べたけれど、あれ好評でリベンジとかあったらしい、そうだったっけ、信じられない。
どうも良い印象がない、スレイヤーズとか、フォーチュンクエストとかもそうなんだけど、心の底から傑作だったという決定的な作品がないせいなんじゃないかと思った。
ジャンルのなかで圧倒的な傑作であるタイトルがあればジャンルとして思い入れも出来るのだけど。
と考えると、あえて言うならば、ダンパインとかは中世ファンタジーアニメなんだけど、ロボットが関わってくるし本質的にファンタジーじゃないんだよなーと。
結局中世ファンタジーの求める欲望が、観客の実感する欲望と直結していないからと言うことに原因があるんじゃないかと思う。ロボットアニメもあり得ないんだけど、自分の能力を増大するマシンというのは共通していると思う。ロボットがバイクであったり車だったり、自分の道具という愛着、それによって評価されていくという満足感とか。
ファンタジーが得られる世界は、世界の王になるとか、剣で人を殺すとか、魔法で吹き飛ばすとか、そうした表現が現実生活に重ねられる快楽に結びつかなくて、本当に夢見る力が強い夢見がちな観客しかカタルシスを得られないのではないだろうか。