まずGUNSLINGER GIRL
ちょっと考えてた、この気持ち悪さは一体どこから来るのだろうと。大の大人が少女を利用する構図が気持ち悪い、と感じていた、もう少し違うと思った。なんとなくわかってきた。その筋道を書いてみる。
とりあえず基点をエヴァとしよう。少年や少女が好む好まざるにか変わらず戦うと。理由は、14才の少年しかシンクロできないから仕方が無いという前提(言い逃れ)がある、そして、いやならやめていいという前提もある。これで抵抗感を感じる者はいないだろう。
そういう技法を受けて追随した物語が出てきた。
エイリアン9は、エイリアン係に選ばれて少女がエイリアンを捕まえる。なんで女の子でなければいけないかという疑問は感じる、特に説明はない、難しく考えなければそれほど抵抗感はない。少女というのも、学校のことは学生がと言うことで、それほど疑問はない。また、相手がエイリアンだから、エイリアンの力に助けられなければいけないという理屈も通じる。
最終兵器彼女は自分はかなり抵抗があった。あまりに理由が明かされず、初めに少女ありき、から始まっているような。それでも無理矢理想像すれば、ちせしか成功しなかった、と考えることも出来る。自衛隊員も志願して失敗したとか。どうしてまた女子高生を実験材料にしたか義も名が残るけど、なにかの偶然とか。どちらかというと、自分には、そう言うことをどうでもよく解釈せず扱った作者に抵抗を感じる方が強いのだけど。それでも、ちせに頼り続ける自衛隊に情けなさを感じた、だいたい敵も、ちせ同様の能力や攻撃力を備えた者じゃなく、地球人だったんだから。
と言うことを考えて、敵の存在が今までの構図とまったく違うということにおもい当たった。
GUNSLINGER GIRLの少女は大人の道具として利用されている、この事自体は、条件によっては抵抗のない話に持っていける。敵として倒さねばならない存在が、義体に入った少女でなければならないとか、言い訳はいくらでもつく。
ところがGUNSLINGER GIRLの少女が始末しなければならないのは、マフィアのボスとか、少女を使っている大人でも任務は遂行できるだろう、というか、大人がやった方が上手く行くような気もするし、義体の維持費とか考えたら、ばかばかしくて相手していられない。
初めに少女ありき、そしてそういう歪んだ構図をする事になんの疑問も恥ずかしさも後ろめたさも感じない、正当化する言い訳さえ用意しない、厚かましさ。
そう言うことで、不快感を感じているのかも知れないなと思った。
考えようによっては、一見、レオンとかニキータも似た構図を持っているように見えるけれど、その根本的思想はまったく異なるような気がする。
ある意味こういう作品を無邪気に放送してしまう、ヨーロッパへ売るつもり満々で作ってしまうってどうなのだろう。想像するには、作品は最終的に、この罪をすべて作品世界に還元すると思う、そうする予定だからこそ、これだけ不道徳で歪んだ話を世の中に出せるんじゃないかと思うんだけど。
元に戻って、まとめ。
R.O.Dは三姉妹神保町へ行く、騒動を期待するけど、騒動らしい物も起こらず、表現は丁寧だった。
ミルモ、作画が濃かった、子供江口さんが丸かった。萌えた。
ガッシュベル、遊園地、ピンチでティオが駆けつけて、タッグになる展開がグッと来た。
十二国記、展開がグダグダだった。
……あとはなんか印象がない、むしろ、ベイブレード休みだったとかそんなことの方が記憶にある。
見返してみる。
フルメタの温泉隠しワザ、ステキ。
そーんなんだ、動物変身萌え。
明日のナージャ、黒ローズマリーと騙し合い。
あとは特になし、普通、とか、どうつまらなく感じたかの説明をするしかない。
Avengerは安定して、我が道を行く、様式美でよかった。とりあえず、選り好みする作品だろうけど、Avenger好き好き人間は、すぎたさんhttp://www001.upp.so-net.ne.jp/tsugita/index.htmlと甘噛みさんhttp://d.hatena.ne.jp/amagami/あたりかなと。