GUNSLINGER GIRL

クラエスの話。
軍警察の復帰を条件に公社に入ってきたラバロがクラエスを教育していく様子を丁寧に描いていく。それを見てようやく、ああ、GUNSLINGER GIRLって結局のところ、少女を使った、育成シミュレーションゲームだか調教シミュレーションゲームなんだ。プリンセスメーカーみたいな物なんだ。今日は銃の訓練をしましょう、今日はバレエの稽古をしましょう、今日は釣りに行きましょう、今日は本を読みましょう、みたいな感じで、対象にハアハアすればいいんだ、そういう着想で書かれている話なんだ、なるほどなあ、それは萌えるなあ、萌え〜!……ケッ!
とか思った。まあどうでもいいけどね。
結局のところ話らしい話は、射撃ブースでヘンリエッタと教官付きで練習をしていたら、ヘンリエッタがジャムって、対応が悪かった(銃口を覗くなよ、どういう教育してるんだジョゼ。普通、そう言うときのことは教育しておくのが常識でしょう、あまりに安い表現でせせら笑ってしまう)ので、ラバロが危ないって、手を上げて、ジョゼがそれを止めたら、ヘンリエッタが攻撃モードに入っちゃって、クラエスが、ヘンリエッタに銃を向ける。と、情況に対する反応が無茶苦茶で、まだまだ大変だ、とかいう展開。
その後語られるのは、現在はまだ義体の実用試験段階ということらしい。じゃあ今までの行動は、本気の実働じゃなくて、使えるのかどうなのかテスト期間ってことなのかな、それだったら、大の大人が、まだ扱いきれない少女の道具なんかに頼って事件を解決しようとしている情けなさというか滑稽さが納得がいくんだけど。
ラバロはこの事実を売ろうとしていた。
クラエスはラバロが事故で死んだと言い渡される。コワイネ、消されたね。クラエスはあるじを失い使い物にならなくなる。そして義体の耐久実験体にされてしまいました。ひどい話だネ!