カレイドスター

レイラ再登場の回。
どうした形で関わるかと思っていら、レイラがカレイドステージの側に来るわけではなく、イッは週刊の休暇の間にレイラがそらを必要として呼び寄せるという形だった。
レイラの話をめざとく聞きつけて付いてくるメイ。どうも、競い物になってしまうのは精神的に楽しくないところだけれど(前シリーズの戦いは、自分との戦いだったし、立ちふさがる壁がレイラさんだったから印象はいいんだけど)
そらより自分の方がと主張するメイに、レイラさんが呼んだのは私だからメイはステージから降りてというそらの姿は、ちょっとネガティブで痛々しかった。昔のそらなら、負けないように自分のワザを見せたんじゃないかな。自分の方がと自分の力を信じられなくなっているみたいだし、実際、そらが弱気になってしまうのも仕方のないことだけど。
レイラは二人を使うことを面白いと思う自分だけを必要としないことにレイラとの距離をそらは感じる。レイラは今のパートナーは、演出家の女性だと言うことも会わせて、レイラはもう自分のパートナーじゃないことを意識する。
メイにしても、夢や目標はレイラと同じ舞台に立つとこで、その次の目標はとレイラに問われて戸惑ったり、そらもメイも、夢や目標という翼を失っていることを暗示する。
そのことを見抜いてなにかが目覚めるのかと思ったけれど、そう言うこともなく、レイラの気迫に押されて、熱くなるそらとメイだった、という感じて一週間が無事に過ぎる。
レイラの本気とか、なかなか形として見せにくい要素で苦労したような感じだった。具体的に表現するより、見惚れている観客の表情で間接的に伝えていた。
戸惑いや目標を見失っているそらに、今のあなたは輝いていない帰っていいわ、とかレイラさんなら言いそうだったし、それでなにかに気が付く物語かと期待してしまって、ちょっと物足りない作品だった。
追記
もう一度見たり、他のサイトも感想も読んできた。やっぱりアレで正しいんだと思う。自分的に、そらにもう一度レイラさんに叱ってもらいたい、ということを期待するのは、子供っぽすぎた。そらのことをちゃんと大人だと認めているからレイラも静かに、答えはそらの心の中にあると話したのだろうし、途中で昔のそらにあった、追いかけてくる怖さのような物を感じなくても、強く叱らなかったんだろう。大人と認めているから自分で見つけることを期待したんだろうと。