今年のアニメ総括

maspro2003-12-31

こういうの、そんなにやろうと積極的には思わなかったんだよね。はてなの中では、映画、小説、音楽、といろいろあったみたいだけど、(リスト::はてなダイアリー年末企画2003)アニメはそんなにやる気しないというか。
誰かがやると言ったら乗ったかも知れないけど、自分からは特には。こう書いちゃうと批判めくと取られるかも知れないけど、そうじゃなくて。
一つには、そんなに芸術に順位付けってナンセンスかなって自分には思う。個人的に、この作品は面白かった、面白くなかった。それだけじゃないかな。自分は好きだけど、人に勧められるか、って考えるとちょっと……って言うのはあるけど。
あとは、やっぱ、アニオタキモイって思われるのもやだしって感じで、わざわざキーワードまで作って関わりたくないかなみたいな。
一応、年末年始のアニメ休みに、総まとめみたいなのは書こうと思っていたけど、ほんとに年末あたりに、今年の面白かった作品って、それぞれにあげ始めていくと、大体同じ物になっちゃうかと思ったら、結構ずれてて、へぇー人それぞれだなと思って面白味があった。
あと、順位付けはナンセンスと思っていたんだけど、順位はともかく、数を制限するって言うのは緊張感あっていいと思った。
自分、制約無く書こうと思ってるんだけど、それやろうとすると、全部に一言添えるみたいな事になって、なんか意味無いかなとか。
順位はつけないけれど、まずこれが言いたいとか、自分の中の評価や心象の順位はあるなと思うけど、それは反映しようかなと。ってことで。

まず言いたい作品、TEXHNOLYZEテクノライズ最高ー!ってみんなに勧められないと思うけど、今年一番、わがままに作ってたと思う。亜流でもないし、受けるタイプのよくある受け入れやすい物語でもないし、好き勝手に作ってた。自分はそういうスタイルで作っちゃった話というのは好きなんで、今年の作品って考えたらこれが一番に思い浮かぶ。放送に制約を受けたのは残念。年末アニメマラソンをするとしたら、選ぶのはテクノライズじゃないかな。

ボンバーマンジェッターズ、次に良くできていた作品だったと思う。実を言うと初めはあまり感心してなかった。ハドソンだし、ゲーム原作だし、ボンバーマンだしと、まともに見てなかったんだけど、段々見るようになって最後は膝を正して見るほどに。

年頭で、今年の作品に入れていいのかわかんないけど、満月をさがしても良かった。これまた始まったときは、神風怪盗ジャンヌの人じゃん、どうかなー?と思ってたけど、一年の長い尺を、一話完結の物語に仕立てるわけじゃなく大きい流れとして描ききったことに感心した。

満月をさがしてのことを考えると同時に、その後も東京ミュウミュウを思い出してしまう。ダメな作品だったはずなんだけどね。やっぱ終わってみても、みんとのチューブトッブみたいなコスチュームはイヤラシ、イイだったり、ザクロさんは、後番のぴちぴちピッチのリナとかぶってるよなとか。忘れがたい作品だったかなと。

マーメイドメロディーぴちぴちピッチ東京ミュウミュウの後番なんだけど、声優はすごいし、唄うだってるだけだし、トンデモ作品なんだけど、作ってる方も自覚的になってるのか、意図的なんだか、変なときはとことん変で、それでちゃんと笑ったりつっこめたりして寒くならないのはすごいと思う。

良作というと、ドッコイダーは短いながらも、多様で、出来不出来があったけど、いい作品だと思った。

エアマスターも、格闘アニメにまともな物無しみたいな印象でダメだろうと思っていたら、本気で作っていて、良かった。どんな流れから生まれたのかと思ったら、スタッフは湘南爆走族とか、東映オリジナルアニメビデオ方面とかの濃い人達だったんだなあと。「エアマスターって知ってる?飛ぶらしいよ」というキャッチコピー通りの作画をしているときは本当に良かった。

本当に今年の印象的だった、と言う作品をあげると、ここでタイプを終わりにしてもいいんじゃないかと思う。
これ以上は、無理矢理書いたり、まだ新しすぎて思い出になっていなかったり、まだ続いているから今年の作品という感じじゃないと言う作品が入ってきてしまう。
蛇足とか、いまいちだったという、良くない思い出みたいな形で書くのを続けてしまう。

成恵の世界、良かった、個人的に好き、最終回は酷かった。人に勧めたらみんなが面白がるがよくわかんないけど、自分には好きだった。

宇宙のステルヴィア、えーと、微妙。そういう作品だったんだなと。なんか続編の話があるらしいんだけど、へー。良くも悪くも今年の話題作だったとは思う。

GADGUARDも結構面白かったし(放送の扱いは酷かった)、D・N・ANGELも想像より大化けしてラブコメ部分が面白かった、フルメタル・パニック?ふもっふ一話がすごくて良かった京都アニメーションのこれからの仕事に期待した、LAST EXILEバッテンの飛行機が襲ってくるあたりまでは面白かった、それ以降はディーオが面白かっただけ、ガンダムシード、あったんだなあそう言えば、萌えガンダム……でもないしなんだったんだろう、回想ガンダムストラトス・フォー、ナジカみたいにパンツアニメと思っていたら想像以上に青い世代の直情的ないい物語になっていて良かった、 THEビッグオープリンセスチュチュ、共に良作、特にプリンセスチュチュはこの後カレイドスターに続くサトジュン監督作品なんだけど、卵の章で終わったほうが好きかも、雛の章は蛇足っぽくて、あひるとふぁきあのラストシーンは良かったけど。

あとはもう現行作品になってしまうので、期待値だけ。カレイドスター、そーなんだ、サヴァイヴその辺が見ていて楽しくていい話だと思って見てる。
Avengerは好き勝手やっててすごかった、シリーズ構成をしていたきむらひでふみ氏の前作のキディ・グレイドは面白いことは面白かった、ちょっとなにを伝えたかったのか迷走してて、初めからすっきり判りやすい形で提示されていたら良かったかなと思う、長い時間を生き続けていた二人の人間の物語だったんじゃないのかな。そこの物語の目的の揺らぎ加減も作家性だったのかも知れないけれど(判りやすく書いたら逆に陳腐すぎたろうし)。

そんなもんかな、リストを見返すと、あれもこれもとコメントしたくなっちゃうけど。

ベストキャラは、やっぱり吉井さん「半端はダメだ」