銀河鉄道物語

二本立ての一本目、「セクサロイド」金持ちの乗る豪華列車が襲われ、鉄がすぐに腐食してしまう惑星に不時着する。セクサロイドのユキは危険を顧みずに救助活動に参加するのだった、そして、とか言う話。
まあありがちなストーリーなんだけど、それに加えて松本先生得意の冴えない男が女に騙されてという定番のエピソードを絡めて、自分の身を省みず助けてくれたユキに恋心を抱くが、実は機械だったが、あなたこそが真のやさしい女性だ!という、ロマンスやら、男気とかが一緒くたになった松本ブルースみたいな話だった。
様式美に従って好み、今やれるテレビ限界の肌見せなんだろうなあ、もっと松本零士の描く綺麗なボディラインが見たいなあ。
二話目は、宝石の呪いに囚われた女王が夜な夜な鎧騎士に変身して人を襲う。その呪いを、女盗賊と、昔縁のあった鉄道隊が二人で開放するゴシックロマンなストーリー。まあ普通、正直こういう物語は時代遅れって気もしなくもないけれど、今風のアレンジが必要なのか、古い形式をそのままで仕上げるべきか。下手に弄らない方がいいかなとも思う。