ひとりごと

あー、西尾 維新読んでる、三作目、息苦しいなあ。読んでるといろいろ思う、あとで書こうかみたいなこと思うけど、なんかやっぱ書きにくい。否定的な事じゃないと思うけど肯定的でもない。
キライじゃないけれど好きでもない。難しいな。こういう立ち位置からよく物語に成立させてるなと感じ入るような、だからなに?と思うような。とかいろいろ思って息苦しい。
どうしたって救われないし。
生きる意味とか、人を殺すこととか、青臭いことを一杯吐いて、それでもどこにも行かない。
この世界は死体の中の真っ暗で生暖かい世界で、お前達はその暗い楽園で腐肉を啜る蛆虫なんだ、お前もそしてこの俺も。みたいなことを言われても。そして物語としては、その腐肉から明るい表に出る話でもないし、絶望して死ぬわけでもないし、惨めに生き続けるしかないんだよ。ってわざわざお金を出して時間を掛けて思い知らされても、参加者としてどこにもいけないし救われない。
物語に救いを求める事自体が間違いなのかも知れないけれど、それでいいのかなって言うか、よく書いてくれたというか、身も蓋もないなって言うか。
モヤモヤするだけだ。でもそれが良いのかな、何度も読んでみたらなにか変ってくるかも知れないし。
誰かへの私信なんだけど、ついこの頃、クビシメを読み返すのが5回目とか言う人を見かけたように思うんだけど、あれは誰だったんだろう?とか気になって。そんなたいした事じゃないんだけど……。