はてなダイアリー評議会議題2号終了

http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20040303
結果が出ました。キーワードとして反対優勢と言うことで、キーワードとして認められないと言う結果が出ました。
投票方法について、票が見えるのはどうかというアンケート
http://www.hatena.ne.jp/1078321186
どちらでもいいという票の必要性のアンケートが採られています
http://www.hatena.ne.jp/1078322265
(こっちの投票数が、本選の投票数より多かったらどうしようとか思いました)


投票率的にはどうだったのでしょうか。第一回の記名投票では約80票、第二回目の無記名投票では約300票と、参加者が増えて一部のユーザーによる、秘密議会めいた感じからは脱却したんじゃないかなと思いました。
はてなダイアリー日記のアンテナ捕獲数は630と言うところから見れば投票率は50%なんて解釈できたりしますが、それ以上のスピーカー的ユーザーのアナウンス効果もあるでしょうし一概には言えませんが、機能しているんじゃないかと感じました。


客観的にはこんな感じて、あとは個人的に感じたことを書きます。
対話段階が無く、投票しながら意見交換という形になったのは、違和感がありました。無記名でありながら、意見を言えば記名という形になってしまうし、と言って完全匿名というのも……無記名なのだけれど、形として反対という票として見せたいという気持ちもあるし、完全匿名で票入れとか、無記名だけれど賛成、反対と表に出して投票したいとか、人それぞれの望むスタイルという考えもあると思うし、すべてに添える方式になったらいいとは思うのだけれど、なかなか難しそうです。


結果に関しては、率直に言えば、驚きました。
ルール的にはなにも問題がないし、前回の一回目の投票の反応からすれば、どちらでもよければ、削除するよりは残すという判断が優勢なのかと想像していたのですが、想像に反して反対の方が勝ちました。
以前に書きましたが、理屈や論理だけで判定が付くことならば、投票する必要など無いのですが、投票は理屈や理論や理性だけが結果ではないと言うか、ディベートの失敗で、理屈の通った主張でも、有権者の感情の捕まえ方を失敗してしまえば当選確実もひっくり返ってしまうと言うか。これは勝手な想像ですね、本当のところはわかりません。


また、対話の期間が少なくて、一体なにを基準に、賛成か反対か意見を集めているのか、不透明な形になったように感じました。不倫という倫理性か?とかアダルトなのかとか、個人サイトという物の是非なのか、よくわからない感じだったと思います。
全体的には、言及の多さ、普遍性という点で、これをNGとしてしまうと、キーワード狩りに繋がりそうだという気持ちを持ちながらも、大手じゃない個人サイトの登録には反対しておきたいかなという風潮が強かった、とか、キーワードの重要性みたいなことを考えて、とか、結局なにが決定的な反対理由となったのか、判然としないままに終わった感じです。
特に勝者となった側(勝者というのは不適切な書き方かも知れませんが)に一つとして、説得力のある主張を見ないまま、なんとなく感情的に反対みたいな形で結果が出たというのが、驚異的だと感じました。


一応は、この決定は、単純に、該当キーワードが、キーワードとして成立しなかったというだけの結果た、と言うのを強調しておきたいと思います。
この事が、他のキーワードの取り扱いに適用されるものではありません。事例として、こういう結果もありましたが、それはすなわち個人サイトのキーワードに対して否定意見が通ると言うことではない。異議を唱えることは出来ると思いますが、その削除理由として、このケースを持ち出すのは理由になりません。この事例を適用して削除したいという要求を遠そうとするのならば、削除するまでには、投票を通して承認を得ないと削除は認められないと言うことでしょう。
登録された個人サイトのキーワードに否定の意見をよせたり、削除予定に異議として回すことは、してはいけないと言うことではありませんが、この事例ではなく、もっと説得力のある意見を用意するべきですし、この事例を理由にした場合は同様に決議を通さないと成立しないと考えるべきだと思います。