鋼の錬金術師

maspro2004-03-06

研究所の話の続き。あー、黒い、黒いねぇ。
エドに賢者の石の生成を完成させようとする。二階の赤い水と合わせて生成しようとするが水槽の内部には囚人がいて、生きたまま材料にさせようという、エドの手をもっと汚そうという趣向。
スゴいね、知らずにやってエドの魂をもっと汚してしまうのか、と思ったけど、中に爆弾魔がいて逃げるために爆発させ、エドたちのいる下の階へ落ち、企みはばれてしまう。
なんだ、後味悪くはしないのかと思ったら、知った上で、アルの魂を助けるために目の前の人間の命を切り捨てて実験をしろと言う展開。


邪悪だねー。結局エドは手を汚せない、様子を見守っていたスカーは思いとどまったのを見て、弟を連れて逃げろと加勢する。
ホムンクルスの目的は、賢者の石で人間になることだった、タッカーの目的はニーナの再生、魂は無いけれど自分の頭の中にある自分の望んだニーナを再生するという。
赤い水でエドが暴走したり大変なことに。
ホムンクルスは軍属に化けて脱出し、暴走するエドを、ロス少尉がハグしてママ攻撃で落ち着かせて、筋肉が二人を地上に上げる。


タッカーの言った、自分の頭の中のニーナというのが気に掛かる感じ。アルも自分はアルの魂じゃなくてすでに本当は死んでいて、エドの望んだ生きていると思いたい弟らしき意思なんじゃないかとか自分を疑いそう。
元々がこの話って、死んだ母親を生き返らそうとか、アルを元の身体にとか、死んでしまう命に抗う物語だから、まともに考えると、エドのわがまま、母親のことも、アルのことも自分のせいで殺してしまったと自然な摂理を認めればそれで終わってしまう物語なんじゃないのかなと思ったりもする。
支えのアルが実は自分の生み出した幻影みたいなものだったら喜んで自分のわがままに振り回されている子供の話になってしまうんだよなあとか。


それにしても、仮想敵大杉てわけわかんない。
ホムンクルスたち、ホムンクルスを作った人物、130年捕まってた人達、賢者の石を作ろうとしていた人物故グランになすりつけられているけどその上の指揮者、スカー、スカーに錬成陣を与えた存在、爆弾魔。そんなに一杯盛り込まんでもというか、一度に動かそうとしすぎじゃないの。