コロッケ!

国を取り戻すためにステージで戦うリゾット。王を開放するために奔走するフォンドボー。地下の機械を守るために戦うコロッケ達。リゾットを応援するキャベツ。居眠りするTボーン。
とそれぞれ多様に動いてて、それぞれに戦っていて、面白く構成されていると思う。
敵味方が分散して、それでいてちゃんと戦ってるというのはそれなりに見応えがある。
思い出したのが、鋼、色んな人間の思惑が交錯してるけど、位置関係を分散してなくて、グチャグチャで、混乱してるだけ。見てる方も混乱してて話として快活に面白がれない。現実はというのは確かにあんな感じで混乱しているものだけど、それを実際にやってみてもリアルたど評価はされないだろう。物語の技法的には、現実のリアルじゃなくて、物語としての虚構を優先してわかりやすく面白く見せるべきじゃないかなとか、十二国記の時にもそういう部分があったと思うけど、會川だめぽ、とか連想した。