絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク

うーん、今週も、見てて首をひねっちゃう展開だった。


絢爛豪華舞踏祭ってタイトルで、舞踏会物をやるって言うのは意図としてわかる。んでもそう言うの効果的になるのは、ちゃんとレギュラーの海賊家業が馴染んでからじゃないとギャップの効果が発揮されない、海賊生活描いてないじゃん、っていうか、なにもやってないじゃん、なんなんだこの人達は(笑)、ていうか、描いてる方の問題であってキャラが悪いわけじゃない。


ベスのドレス姿をいきなり出すのは面白い感じだったし、眼福なんだけど、すぐのグラム達も正装してブッキングしてる描写になっちゃうのは演出的に下手だよ。


海賊も来るのかなー?とか、どういう感じで関わってくるのかな?とか余韻とか想像とかあるじゃん、海賊なんだから盗むとか、そう言う形が関わってくるのが筋と思ったら、正面から正装でぶつけて来るかよ、とかもそれ相当の準備してからじゃないと効果無いし、なんか演出下手だなあと思った。


仮面海賊が関わってくるのは、仕事なんでお約束だけど、あ、グラムをおにいちゃんとか言って、手に入れようとしてるのは面白かった、単純に石持ってたり、石の力を使える存在だからっての観客はわかってるんだからもっと脱線して、誤解するような変な演出するとかしたらもっと面白いんだけどね。


で、グラムとベスが遭遇、そして、すれ違い、っていう演出意図なのはわかるけど、取って付けたように、料理を習うとか、フライパン握ってる間にすれ違いとか、全然面白くなってない。その後は、忘れたように本線に戻って、将軍だか、偉い人と面会して、スカウトされるのはどうよ?下手だなあ。


そして「君のRBの腕を見込んで」とか言ってるけど、RBの技を見せた機会が何度あったか、初めにちょっと乗っただけじゃん、説得力ないよ。展開的に、腕を認められてスカウトされるって事を想定してたんだろうけど、そうなるためには説得力を感じさせるエピソードを重ねとかないと効果的に機能しない。話作ってる人達が頭でっかちだなあって感じがバリバリした。


船長と大統領の直接対決も、そうさせたら面白いだろうって思ったってのはわかるけど、なにも考え無しで、出会わせただけって感じ。
弁舌のたつ統括属性の人と、腕っ節自慢のはずの船長が組み合ってるのになんで、対等に拮抗するの?
毎回、船長の行動は血の気が多いけど、引き分けてたりして、相手をこてんぱんに叩き伏せるとか言う描写もないし、船長って口だけ?って感じがしちゃうよ。
力の船長対、悪知恵の働く大統領とかそのぐらいは配慮して描いてくれないと、説得力ないなあ、下手な話だなあとか思うばっかりだ。


そして、片目海賊は、マーメイドとか見た目生物的なRBを出してくる。


グラムは逃げて、甲板から飛び降りる。


ってきたら、あーた、「落ちた!」と追わせて、飛び込んだ甲板からせり出してくるRBとかだろう。
大統領が見下ろしたらRBを持ってきてあって乗り込むところってね全然演出なってないじゃん。


話的に面白いこと、見た目の絵的に面白いこととか、全然わかってないんだな、とか思った。


生物的な相手との戦いもイマイチ。痛々しい感じはあったけど、なんかえばっぽいっていうか、新しさはないし、向こうの強さとか全然なかったし、戦いの、勝ちそう負けそう、みたいな駆け引き全然出来てないし、なんかなーと思った。


って感じで、意図は分るけど、相変わらず面白く演出されてない絢爛舞踏祭だった。


追記
唯一笑えたのは最後の方で指揮官のほっぺたにビンタの後があったとこ。