絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク

シリーズ中ネタとして比較的よくやられる、恐い話とかその手の話。


絢爛では幽霊船というか、幽霊潜水艦みたいな感じだった。


百物語をした後、不可解現象が起こる。呪いかと騒然とするが、原因はコンピューターのマギのせいというか、水カビによる接点不良と。


つか、百物語を聞いて、マギもみんなを怖がらせる百物語の語り手をやったかのようにも見えたり。


幽霊船や、幽霊船の魚雷の検知の謎は結局判らないままに矢割っちゃって手、そのまんまオカルトだった。


つーか、よくあるはなしだからこそ、キャラクターが掴み切れていないと言うか、生かし切れていないのがよくわかる。


あまりキャラ作りを類型的に作るのはどうかと思うけれど、見た目12才の140才は、これこれ(おそらくはホシノルリ型というか)とか、エノラは、妹キャラとか、意外と暴力的とか、判りやすく動いてくれている方が楽しいんだけど。ていうか、類型的はなしに当てはめてキャラが判りやすく動いてないっていうか、全然動いてなくて、キャラ作りの手際の悪さが浮き彫りになってる感じだった。


男性陣側はほとんど壊滅的だし。


それにしても、海賊とか、海賊はお宝探しだとかって、人が長い歴史を背負っていて、記録力もない混沌の歴史が生み出したロマンだから成立するけど、歴史は浅いは、火星移住の時代のテクノロジーの整備的に、混沌のロマンが成立しにくいのに、海賊とか、お宝とか、なんだかそぐわない。