鋼の錬金術師

一時間スペシャル。
一本目はグロ祭り。
スカーの北斗神拳炸裂とか、爆弾魔がスカーの手を爆弾化して、自ら手を爆裂させて、血みどろとか。
んー、どうだろう。優等生めいたことはアレだけど、描写に対する必然性とか考えるとどうなのか?とか思ったり。


残酷とか、冷酷とか、非道とかは、その描写の中にあるわけじゃなく考え方の中にあるわけで、描写や具体的表現がエグイからといって、酷いことや怖ろしいことじゃないんだよね。
その辺、正しく機能してないとか、取り違えてるっていうか、変に表現が必然性以上にグロテスクなことで、登場人物の考え方価値観が歪んでいて醜くてグロテスクだってことが伝わりにくいと言うか、そうなってないというか。


展開としては、爆弾男がアルをゆっくり爆弾化する。エドなら変化を止められるかも知れなかったが不在のため、スカーが兄から受け継いだ魔法陣をアルを助けるために移植する。
爆弾化が進むアル、ボク真っ黒になっちゃったよ!って感じで黒くなったアルに個人的になぜか大受け、シリアスな情況に変に間抜けな姿だ。


その魔法陣は元々賢者の石を作るための物。
スカーが倒れて魔法陣が成立して町が砂になって消える。
アルの魔法陣が作動してあるが元通りになってエドと再会。
どうしたんだ!ボク生きてるよ、わけがわからネエヨ!とアル。見てる方もあんまヨクワカンナイよ!


ああ、ボクが賢者の石に!
て感じで、アルの鎧の中に賢者の石が出来ていた。


なんか登場人物達の思惑とか、整理し切れていないまま物語を進めている感じで、観客的には置いてけぼりっぽい。


スカーの発動した錬成陣は誰が作ったのかよくわかんない。流血するスカーが血を流しながら町を歩いて描いていたとかだったら(真面目な観客じゃないから語れないけどさ)なるほどとか納得したかも。