KURAU Phantom Memory

この作品て基本的にクラウたちが逃げる先で、次々ゲストキャラと出会うみたいな、アメリカの連続ドラマみたいな話なのかな。
キャラクターの使い捨てっぷりがなんかそんな感じ。


それでもアメリカのドラマはキャラ作りがちゃんとしてたり、そのキャラの抱えることが主人公の情況と呼応してたりして見られるんだけどクラウの方は、キャラ作りが紋切り型で面白味はないし、主人公と関連することもない(ただ同じリナサピエンだってだけって感じ)し、今回のキャラのエピソードに限っては、関わることもなく傍観者っていうか、そもそも見てもいないんじゃないかと思うほどただ孤立した物語だった。


一応リナサピエンの孤独とか、人間本質の孤独とかとは関係していると思うけど。


死んだと思った少年は死んでなかった、なんだよーと思ったら新キャラ登場、リナクス事故にあって両親は死亡、引き取られた親戚の家ではまた叔父さん達は事故で死んでしまい、自分と関わった人はみんな死んでいくと不幸の連鎖に嵌ってる女子のもとに少年が落ちてくる。


リナサピエン同志で引き合うけど、女子の方は能力に目覚めて無くて、少年がGPOに捕まりそうになって助けようとして能力に目覚めるけど、なんか消滅みたいな話。


うーまあ悲劇でホロリとは来たけど、なんか類型的だなーっていうか、素直に感心できなかった。