ピーチガール

先週声だけでアブねえ、と思った速水兄がやっぱりももを翻弄する話。


ていうか、カイリは相変わらず自分のスタイルを崩すことなく、誤解はすぐとく、釈明はすぐする、というとーじとは違う良い漢っぷりは貫くんだけど、それでも波乱にするために、ももが簡単に兄にダマされたり、カイリを信じなかったり誤解したりする展開。


そこへ、忘れ去られたさえが舞い戻ったり。


ここへ来てなんとなくわかってきたのが、この話の作り手は展開のためには簡単に性格を曲げたり、キャラクターを切り捨てて出さなかったり、必要とあれば呼び戻したり、ある意味この世界の中の一番の意地悪な神なんじゃ、とか思った。


考えればさえのももへの固執もよくわかんないところがあったし、同様になんでカイリ兄がそんな弟の物を取って喜ぶ性悪なのかもよくわかんないところがあるし。

変に心情まで考えてみる物語じゃなくて表面上のやり取りだけで楽しんだ方が面白いんだろうなと。


にしてもももちんがここへ来て気の多い女子なんじゃとか思えてきたりしつつ、それはそれでカワイイとか思っちゃうんだけど。