ハチミツとクローバー

竹本の誕生日にかこつけたバカ騒ぎ話。


こういうのはそこでどういうエピソードをぶつけてくるのかが、作り手のセンスが問われるところだと思う。


自作ツイスターゲームというのは、個性的というか美大生的には合っているというか、その後の普通は色が四種類敷かないところ、色々な色ネタで責めてくるのは美大生的に面白味があったというか、だからこそネタ的にははじけてなくて平凡だったというか。


その後の展開も、ツイスターゲームなんてゲーム自体は全然面白くなくて、ゲームを理由に男女が接触できるのがゲームの本質というところなんたげど、それを男同士でやるというのは、初めから間違ってるってわかるから面白味はないし。
とそこに気づくまでの書いてがおもしろければ成立するんだけど、それほどでも(はぐも鉄人も拒否、お色気要素無しみたいな部分はこの作品らしくて(面白味は少なくとも)良かったけど)、男同士の絡みに関しても、そんなに大変なことになったわけでもなく、つか回りの反応でごまかしてたので今ひとつ評価は出来なかったかな。


その後は、やっぱり鉄人の辛さ、人恋しさ、どうして人ってその人しか居ないんだろう、その人が好き、話し方から、考え方から、髪の匂いとか、色々な物を含めて、取り替えが効かないほど大好きなのに、でも自分とは好き同士になれないんだという悲しさとか苦しみとか、噴出するするところが良かった。


ていうか、なんとか危ういながらもうまく行ってるんでしょ。破局決定じゃないんだし。苦しい気持ちに酔って楽しんでるのかな。


ま、好きになっちゃいけない人を好きになっちゃった苦しさとかわかっているので上手くいかないという苦しみには、胸に迫る物はあったけど。