舞-乙HiME

ネタ的にも物語的にも面白くて一二を争う出来じゃないかと。


あと作画的にもアリカの輪郭がプニプニで好みだった。どうもムーミンとか四不象とか、ああいうほっぺプニプニに弱いらしい。


マシロ様が逃げた後の話。
なるほど身代わり、身代わりとか上手くやれそうなことを考えたらアリカよりニナにまかす方が賢明だと思うけど、天真爛漫なマシロの身代わり=アリカにしようというのもまあ納得。


相手の王子の晶くんは替え玉だった。とそのへんマシロが替え玉のガルデローベ側と同じ情況だというのは巧の名を偽るところでまで気が付かなかった。


考えると晶は忍者で王子の身代わりをしてるというのは自然な流れだし気が付かない方が鈍いかも。いや忍者王子って事も考えられるし。


で晶がニセモノを見抜く静留、ていうかそれ、優れた戦士能力じゃなくてレズレーダーが反応したからジャン!とかネタ的に面白い。


一方巧王子の方はというと、マシロと合って、王族同士のちっちゃな恋みたいになっていて良かった。
派手なことにばかり目が行くマシロも自分の国の中に貧しい部分があることに気が付かされるし、それを初めから見抜く巧の目線の優しさが演出されていてたよかった。


ああ巧の心臓病は継承されているのか、と思ったらそれも、王子は胃弱とかわされて、悲壮だった前作の立場を上手くネタに扱い、今作は悲劇のない物語にしていくのかと思うと期待がもてて良い感じだった。


ちゃんと巧の姉という物意識されていて、ちゃんと舞衣も関わって来る様子、つーか前回の主人公を使わず、使わないと見せたり、いつ出るか、どんな形で出てくるのかという仕立てにするのは上手いと思う。
まあ前作を見ていないと面白味は発揮されないのだけれど。


とかとか、ますますというかようやく強烈に面白くなってきそうな雰囲気になってきました。