BLOOD+

いやもうBLOOD+に関してはもう言う言葉もないね。
グダグダだー、っていうか出る言葉もないっていうか。


日本に帰ってきました。
つか、丸々ベトナム編は無くてもいいじゃん、ベトナム編で物語としてなにを観客に与えたの。つか物語上でなにを残したのか。
ほとんど要らなかったような。小夜が自分のルーツを求めてって位置付けだったのかなとも思うことも出来るけど、そんな感じもないし。終始怖じ気づいてただけみたいな。


なんか作り手の方はこの作品を通じて社会みたいな事に目を向けさせるとか言っていたような気もするけれど、中途半端なベトナム戦争批判みたいな事をしていただけみたいな。
片足の女の子のことはどうなったんだ?まああとあと関わってくる伏線になるのかも知れないけど今のところは投げっぱなしだし。


なにがしたいのかよく分らないところ。


物語として翼手という謎の解釈とか、小夜の誕生理由とか、そういう謎解きで観客を引きつけるというやり方もあるだろうけど、そうも見えないし。


といっても、社会批判とか、物語の中の謎解きとか、観客は求めていないだろうし。


観客の求めてる所と言ったら、女の子が日本刀を振うアクションの「燃え」とか女子寄宿舎とかの「萌え」だったりするんじゃないかと思うけど、そういう部分、小夜がヘタレとか覚醒したシーンは消去して表現するとか、わざととしか思えないような肩すかしを見せてくるし。


なんともズレた展開を見せている作品としか受け取れない、と。