ローゼンメイデン・トロイメント

最終回。


自分の中ではトロイメントという続編はなかったことに記憶を書き換えたいデス。


いやもう、展開技法としてのバトルロイヤル設定の矛盾の欠点が集約してダメになったというか。


龍騎の時もどうかなーと思ったけど、登場人物が全員戦い合うという利点と欠点、つかあまり利点を感じないけど(受験勉強をしている人間の気持ちに触発しやすい、とか?)結局戦い合う相手なら話の上では共闘したり仲間にあったりとかする人間関係が面白いことになるんだけど、相手を落し合うという設定じゃ仲良しごっこで出来ない、とか。


そのへんガッシュあたりは上手く誤魔化してるけど、トロイメントの方はそういう矛盾を解消しないままにそういうテーマに突っ込んじゃってとんでもないことに。


特に前回、水銀燈をジャンクにした真紅のトラウマとか解消せずに、どうしたらのいいか判らないままに突入してるから、なにを言いたい話なのか判らないままに始まって終わってしまったというか。


結局薔薇水晶は本当のローゼンシリーズじゃなくて弟子が名をあげるためにアリスゲームを仕掛けたということみたいだし、じゃあ本当のローゼンの気持ちはというと、意識が真紅に言うにはアリスゲームをしなくても真のアリスになる方法はあるよ、という事みたいな。


ってじゃあ設定はどうだったんダヨ!というか、煮え切らない気分に。
こんな事なら前回のままで終わった方が良かったよ!
という気分になるね。突き詰めるとローゼンメイディンはくんくん探偵とそれにハアハアする真紅、という話でよかったよ。