ゼーガペイン

仲間の一人がデーター消失してしまう件の話。


んーやっぱりストレートに感情は動かされなかったなあ。
そのへんデータ人間だからという醒めた見方だからなのか、演出的にデーター人間だからという以前に描き方として人間的なリアリティを感じさせるエピソードが希薄だからなのか判断が付かないところ。
実際虚構のキャラだけど、存在しているかのように感情移入できる表現も感じられなくて、今更、生きるとか死ぬとか、消えるとか演じられてもあまり悲しみは伝わってこなかった。
実際当人達がどうして悲しいのか見ていて理論的にも汲み取れないし。
そう言うところ、生に執着するとか、生きたいとか、死にたくないとか、激しい感情の起伏もなかったし。
どちらかというと、死に際に犬とか買っちゃって(だからこそ生き物を残すから男に世話するために生き抜いて欲しいという事なんだろうけど)死に行く者との対比という意図だろうけど、動物の命を安く扱ってるなあ、という悪印象の方が先立っちゃったり(つってもその生き物も電子データーなわけなんだろうけど)
そういう安直な表現をごちゃ混ぜに見せられちゃうと、それを見せている人間の生命に対する認識が浅いんだろうなあと思ってしまうのでした。