コードギアス 反逆のルルーシュ

面白いね。
まずは感心してることから先に書くと、目で操る能力ということで目に影響のある趣向が面白いよね。
今回は仮面のことOPの段階から出てきているので、特に感嘆することはないと思ってたんだけど、いざ登場してみると、謎の人物だから仮面、という事だけじゃなくて、ありがちな表現なんだけど、仮面の人になるということは、目による操作を封じられるということになって仮面が枷になって面白いよなーと……。
とか感心してたらあっさりとアイホールオープンであっさり克服してたのでズッコケた(笑)


あとは妹のこととか、軽く考えると話の中に妹属性を入れてきたってだけなんだけど、そして更に病弱なのも病弱キャラの記号でしかないんだけど、ルルの能力のせいで盲目というのが、ルルーシュには妹だけがごまかせない(うその付けない存在)という事になって趣深くなってるよね。


じゃ内容の方。
つか見ていて思うんだけど、この物語に関しては自分は同系統の物語って言うのを知っていないので展開に予測が付かなくて面白い、って言うのと同時に、予測が付かないのでただ提示される内容を楽しむだけになってしまってそう言う部分では、消費するだけの観客になってしまって物足りない、というのを同時に感じる状態だなあと。


話の方は、まずはルルーシュはスザクを救わなければ、という意志が優先順位っぽい、そして同時にテロリストとの信頼を強めることと、国を倒すこと、ルルの中での優先度はどっちが大きいのかわかんないけど、スザクを助けつつ、国を倒すためにテロリストを信頼させて、手なずける一挙三得みたいな行動を取っていくという。


表面上は描かれていないけど、敵の行動を読み込んで自分の思い通りに事を進めていくと言うことを見せて自分の能力を証明してるみたい。


敵の方は、スザクを犯人に仕立て上げ(その辺はどうなんだろうね、敵の指揮官は純血派みたいだから日本人を排斥するためにスザクを犯人に仕立て上げているようにも見えるし、本当に騙されているような。そんなことはないのかな、ルルが兄を撃った銃はどさくさに拾った物だったけど、実はスザクの物だったって事はないんだろうね)


別口では、中心人物の一人になるっぽいマスメディアの人間とかが登場して指揮官と密約してるっぽい。どうだったんだろう、観客の中には狂信的なイレブン派をみたいな事を言ってたけど、あの辺は移動中にスザクを狂信的な刺客に襲わせて殺してしまえという筋書きがあったという話なのかな。


と言う筋書きは、ルル君の策謀によって頓挫させられるわけだけど、その手段がギアスの力という所がなんともかんとも。
途中で目を隠しちゃったりして大丈夫かなと思ったけど、前回ルルの声を聞かせるのにどこかのメイドを操っていたようだし、目的達成までは洗脳は持続するという設定なんだろうな。


なかなか面白い展開、そして引きは妹の元にCCがという事で、上手い引き方だったなあ。