ウィンターガーデン

デジキャラットの番外編というか、スピンオフ作品というか、外伝というか。


非常に面白く見た。色々な意味で興味深いことだった。


面白く感じられたのは、バックボーンにデジキャラットがあるから、仕様変更という部分で面白く見られた、という部分もあるし、もしかしてそう言う背景がなくても面白く見られることが出来たのかなあという自分の受取り方に課題を感じたりとか。


人気原作という裏事情が無くとも、ハイティーンの日常的な会話劇としても単純に楽しめたような気もするし、特に後半は桜井節のようなくすぐりもあって、やっぱり監督のセンスがあったからこそ楽しく見られたのかなあとか。


たまたま中の人が被っているから連想もしたんだけれど、「僕等がいた」とか、作品のジャンルとしては同傾向なんだろうなあと思ったりしつつ、自分どうも地方局という面倒くささや、作品世界の匂いみたいな所で、なんかもうどうでもよくなって見なくなったんだけど、この作品の空気だったら前後編と言わず、1クールでも2クールでも飽きずに見られたんじゃないかなあと思ったりして、興味深かった。


内容の方は、前編は前作との世界の変換を楽しませる意図だったのか対して内容は動かさず、後編は、彼氏彼女居るじゃん、という所をクローズアップするような展開。
とても二股かけるタイプには見えなかったので、どうせ妹か姉なんだろうなあと思ってたらその通りなんだけど、その事の開示を最後に持ってきたりして、非常に適切な演出で視聴後感の良い仕上がりになっていた。


こうして改めてみると、シュガーとかぴたテンとか、見ていた当時は特に感慨もなかったんだけど、今のる〜んの低空飛行とか見ると、今でもそこそこ感慨を持って思い出せたりして、良い作品だったんだなあと思い直しました。る〜んとか放送が終わったら跡形もなく忘れそう、つーか、今の段階でも今週の話を見たそばから忘却してるんですが。