天元突破グレンラガン

来週で最終回ですね。
んーそれにしても、なんとも面白い部分の感じない話になってしまったなあ。


考えると、シモンのビルドゥングスロマンにもなっていないんだよね。
まあ別にシモンが成長したり、なにかを悩んで理解したりしなくてもいいんだけど、終始というか、当初ウジウジしてたシモンがカミナによってイケイケになってからは、ずっと前向きに頑張っていればなんとかなるさという乗りで、不安とか恐怖とかに支配されることもなく、なんだか解決してしてしまって、あれこれフックもなく最終回まで来ちゃったと。


個人的には、ロシウに頑張って欲しかった。
シモンは激情で乗り切っちゃうタイプなんだけど、シモンに反してロシウは理論派という逆のタイプ。
互いに反発しつつも、最終的には、ロシウが理論で、自分が歴史上の悪人になってでも、人類を救えるようにシモンを導いていたのだった、みたいな展開だったらそれはそれで燃えたんだけど、なんだかロシウのシモン投獄とか、真意がわからないまま、つか、本気で世間を納得させるためにシモンを生け贄にしたみたいだったけど。


なんとも、生彩のないなにが言いたい話だったのか、みたいになってしまったなあと。