電脳コイル

最終回。

おわりましたなーっていうか、ちょっとそういう終わり方や展開を求めていたのかい？というような終わり方だなと感じました。
いや別に謎解きとか解きあかしとか求めていなかったよ、というか、そもそも謎解き物だったっけ？とか。
振り返って考えると、最終的にはこの話の根底に迫る謎解きだったけど、途中はみちこさんみたいな学校の怪談みたいな話が中心だったり、そもそもは電脳コイル探偵団の話だったんじゃないか？みたいにその時々の吸引力が統一してなくて、試行錯誤しながら手探りで引っ張っていたんだなあという感じ。

最終的なこの物語の成り立ちに迫るところはそれなりに面白かったので、そのへんを念頭にひっ張っていたらもっと良い着地になったんじゃないかなあ、結果的には逆に探偵団とかもというか特にふみえとかだいちとの対決とか、なんか余計な展開に見えてしまったよ。
別の見方をすれば、だいちとか、電脳コイル探偵団の活躍みたいな話の方をうやむやにせずにきっちり語って欲しかったとも感じるし。

なんだかモヤモヤしてすっきりしない作品になってしまったなあと感じました。

個人的にはすごくクサイべたな展開だけど、デンスケそっくりな本当に生きている子犬と巡り会ってやり直して生きていくみたいな最終回エピソードとかあったら良かったなあとか思いました。