後書代わり2003/07/02

id:crea555さんの物語を借りてしまいました。すみません。(謝ることはないと思うんですけれどね。事前に話を付けて行動しないので。なんとなく、作品には作品で返す、社交的なやり取りより、作品のみのストイックな交流の方が好みなもので、勝手に描いてしまうので、ちょっと心苦しいのです)
二つの物語を経て、ちっょと分量が少ないので、さすがに難しいなと感じました。でも、4階の牧歌的ムードの一階層上が、非人間的なドライな空間で、そのコントラストが面白く、それだけでも表現しようと物語的には面白くなくても、描いてみようと思いました。初めは、電波塔ではなく、鉄塔だと思っていました。鉄塔が見渡す限りたくさん立っていて、高圧線が頭上を被っていて、ジジジジジ、ジーン、と有害電磁波に充満された病んだ町、なんて美しいのだと思っていました。
アニメオタク的には、電波、と言えばlainというのははずせないのですが、特に雨のち晴れの、雨が甘い、飴の連想が楽しく、いろいろと妄想できました。
本当は、雨、レイン、飴、ドロップ、落下、ラッカと、ほとんど安倍吉俊路線なんですけど。構想としては、最後は、甘い雨が降り、さらに思い出の飴が振って来るという展開で、満足して、ドロップ、落下するはずだったのですけれど、描いてみたら、雨飴の言葉遊びにこだわって、悲劇にするより、良い話に落してしまいました。
正直、名前がレインはあまりなので、ドロップにして、その名の通りにラッカする予定だったのですけれど。

  • 自然と塔のコントラスト
  • 鉄塔も建ち並ぶ
  • 電波塔、そのしたにいる骸骨
  • 電波塔は人間
  • 熊のぬいぐるみの少女レイン
  • 甘い雨
  • 飴の雨
  • 一番高い電波塔に上がる
  • 少女がその上で唄う
  • 飴の雨が降る
  • 想いが伝わる
  • 虹レインボウ
  • 雨レイン飴ドロップ落下ラッカ

とか言うメモで書き始めました。雨の歌が思いつかなくて、雨を降らせることは出来なくなりました。
甘い雨はべたつきそうでちょっとイヤですね。
それにしても、発想のつまみ食いはいけませんね。創作の80パーセントは、最初の発想だと思います。それさえ出来たらあとは自動的な作業のような物で、発想すること自体が才能と言えましょう。そう言うわけで、ゼロから物語を紡いでいる作家さんが一番すごいと思います。
一応、既にあるシリーズの脚本を作るとか、ライティングの修練にはなると思うので、それはそれで、作りがいはあると思うのですけれど。
向こうの物語との関連が取れなかったことと、挿入場所が適当じゃない感じが残念です。
次の階はhttp://d.hatena.ne.jp/hinocha/20030425#1051250513です。