過去の苦い体験

1.単語は短いほど混乱を起こします。
アイドルのニックネームの「のの」、「たま」、「life」など。制作者は、制作したいキーワードによる弊害を考慮するべきです。回避方法として「」()等でくくるという解決策があります。

2.インターネットを上位にしてその下に納めるという例外を試みが成されたことがありました。http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20030602#1054523625例外は設けないと言う結論がでました。

3.鈴木、福井、問題。日本人に多い姓という内容で、鈴木という物が作られたことがあります。多いからこそ日記に引っかかって面白味が出るかもしれないという意図だったのですが、この存在に対して、キーワードのあり方として適切かという議論がされたことがあります。http://d.hatena.ne.jp/tea_cup/19700101
その時の見解では、不要となりました。現在はグールド、カルロスに重複意味を持つキーワードがあります。

4.過去に日本人、というキーワードを巡って、日本人とはなにかという論議に起こった事があります。それが悪いことではありませんが、キーワード上で対話がされたため、議論が収束した後も、日本人というキーワードが、重苦しい物になり、利用者は日本人と書くだけで、どろどろしたやり取りに繋がってしまい「はてなってこんなところなの?」と思われてしまう可能性があります。
この経験から、議論は、キーワード上でなくキーワードを通して日記上でやるべきだと思われます。


参考用にその時のやり取りを保存しておきます。

日本人 編集
日本の人。日本国民を指す。

たとえば以下の人たちが含まれる。

文化的人種的な用法での日本人、アイヌ帰化したもと在日コリアン、その他のマイノリティ

参照 琉球ウィルタ?、国民国家ナショナリズム
ふりがな:にほんじん
カテゴリー:一般
品詞:普通名
URL: http://www.let.kumamoto-u.ac.jp/cs/cu/000616race.html

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# yukatti 『並列的に「3.日本語を母語とするもの。」ともあったのですが、この定義は違うんじゃないかと考えて、説明から削除しました。「日本国籍を持っていて、日本語を自国語として話している人」なら日本人の定義のうちのひとつになるかもしれませんが。』

# yukatti 『あと、「2.日本民族に属する者」にも疑問を感じます。「日本民族」とは何を指すか、この場合、どういう定義なのか補足下さい。たとえば日本国籍を持って日本に永住している民族は、大和民族琉球民族アイヌ民族朝鮮民族(朝鮮系の日本国籍帰化)などからなり、つまり単一民族国家ではありません。』

# yhlee 『法的な日本国籍者を中心として編集しました。もとの内容は下記に保存しました。http://d.hatena.ne.jp/yhlee/20030423#p2

# hosi 『法的な意味はあえて別にしました。憲法及び国籍法が定義しているのは「日本国民」と「外国人」です。「日本人」ではありません。』

# hosi 『日本語を母語云々というのは、日常語としては使われませんか? たとえば「日本人は”r”の発音が苦手」というときの「日本人」には外国人(日本国民でない者)も含むのでは』

# jouno 『日本社会の成員をいう言い方は実際にはないようにおもったので削除。伝統的や主流派を、多数派と変更。本当は、こうした曖昧さは国民という概念そのものに暗黙の人種主義があることによるのだけれど、そのへんはちょっと説明の範囲を超えるようにおもう。』

# yukatti 『「日本人は”r”の発音が苦手」というときの「日本人」…わたしは、そこに日本語ネイティブスピーカーであっても外国人を含めて考えては言ってないですね。外国人も含めて言いたいときには「日本語が母語の人(ネイティブスピーカー)は”r”の発音が苦手」とかって言ってます。』

# hosi 『私自身も日本語の母語の人をして「日本人」とすることはありません。しかし、現実にそのような使い方はしている人は相当数いるわけです。この場合、説明に加えたうえで、その使い方に問題があることを指摘するほうが適切では? 無視するのではなく。』

# yukatti 『その件で使い方に問題があることは日記に書きました。http://d.hatena.ne.jp/yukatti/20030424#1051150841。』

# yukatti 『キーワードの説明は議論の場ではなく、最低限のみなが共有できて納得出来る客観的情報をのみ書いていく場だと考えましたので、やはり不適切(にわたしには思える)説明文をわたしはここにそれがどう不適切であるかの説明を加えてまで書いておきたくありませんし、書いておくべきでもないと思いました(だから日記に書いた)。でもまあそのあたりは、人によって考え方や取る行動は違うと思います。次にまた「日本語が母語で…」というような説明が書き加えられることがあれば、キーワードの説明文にその考え方には問題があることを書き加えるかもしれません。』

# hosi 『了解しました。私は↓ではてなダイアリーにおける「日本人」の使われ方を眺めつつ、様子を見ることにします。』

# cider_kondo 『私見ですが、「日本語を母語云々〜も含むのでは」は、厳密に対象を定義してないからたまたま当てはまっている(ように見える)だけ、ではないかと思います。』

# cider_kondo 『要するに、「日本人は眼鏡をかけている」「日本人は勤勉だ」と「日本人はRとLが区別できない」は、全部漠然とした「日本人」を対象にしているだけではないかと思うのです。』

# cider_kondo 『例えば「アメリカ人は大雑把」と「アメリカ人は松井の名前がちゃんと発音できない」も、いずれも「漠然としたアメリカ人像」が指示対象なのであって、厳密に「米語を母語とする人。日系や1世移民は除外」とか考えて使ってる奴はいねーよ、ってなもんだと。そう思うのですが、どうでしょうかねえ?』

# tokyocat 『在日コリアンや、「アイヌ」のアイデンティティ保持者のなかで、「日本人」を自認または自称する人がごく少数でも存在した場合、彼らを含めた定義「日本列島の住人」を新たに加える必要があると思います。それともそのような人はゼロなのでしょうか。』

# cider_kondo 『乱暴な言い方をすると、この項目は2行でもいいんですよ。「1.自分を日本人と思っている人」「2.人から日本人と思われている人」言うまでもなく、この両者がイコールじゃないから問題になってるわけで。』

# tetotan 『結局、何がいいたいのですか。』

# indigoworks 『自分のダイアリーでも言及させてもらいましたが、キーワードの定義として、客観的以前に、普遍的かつなるべく絶対的な定義を登録すべきだと思います。そういう意味では、すでにたくさんの人がそれぞれのダイアリーで言及済みのこととは思いますが、aの定義だけで必要十分(b,cは余計な混乱を招いている)だと思います。』

# tokyocat 『4つ上のコメントについて、背景を書きました。関心のある方はこちらをどうぞ。http://www.mayQ.net/zainiti4.html