カレイドスター

どこだったか、佐藤順一監督か関係者がインタビューに答えてたと思うんだけどその中で、近頃の子どもたちは声優になりたいとか言うけれど、実際になる人は少ないし、口にする段階で出来ないって思いながら口にしている、そんな子どもたちに、まずあきらめないで挑戦することをそらを通して伝えたい、というようなことを読んだ。今週もその通りの話。
シンデレラが終わって、次の公演の予定は人魚姫、スポンサーのじいさんが来て見せろと言う。レイラがやるというと、新しい人材はいないのかという。挑戦者を募るが名乗りでない、オーナーはそらにやってみろという。そう言う部分では相変わらず安直なんだけど。初めて挑戦するが失敗。その失敗で恐怖が芽生えてしまいそれを克服する。という文脈て゛オーソドックスな展開。正直そらが捕らえられている恐怖が伝わらないのはどうかと感じた。失敗して助けられるのだけど、その間のシーンをイメージとして覚えているけれど、王子様に救われた、みたいな幻想で恐怖に感じたようには感じられない。恐怖で体が固くなって動かないとか、具体的なイメージのシーンとか書かないのかな?それを克服したときの成功のイメージとか、アニメ的手法で見せるのが醍醐味なんじゃないかとか思うんだけど。展開や技法やエピソードとしては、目新しい物もなく、物足りないぐらいだった。一つフールとの会話で、以前に出会った男は、恐怖を感じ、自信を無くしてとわたしの姿が見えなくなってしまったというやり取りの中で、フールの姿が薄くなる演出とかは巧いと思った。その男ってオーナーのことかな?とか思ったり。