アニメ感想サイトを見渡す

あまりにまとめが軽いので、もう一つ別のことを。
改めて、アニメ感想サイトというのを見渡してみた。
自分の場合は自然に見かけたサイトをちょっと読んだら書き方が気に入って、ここならアンテナに入れて毎日読みに来てもいいなというのを自然発生的に集まったような物が多い。
中にはここをリンクに入れていただいて、リファで見つけて読みに行ったら気に入ったというのもある(これには理由があると思うけど、それは後述)。キャプ系につていは、ごめんなさい、キャプのみだと今見た画像が載っていても特に価値を感じなかったりするのでスルー。感想が面白い所は読んでます。
こう言うことを書くのは語弊があることかもしれないけれど、アニメは見るのは好きだし、それに対する感想を見聞きするのも好きだけれど、なにからなにまで、面白いとは思わない。質の問題とか言うことじゃなく、個人の好みで、ここの書き方はそんなに面白く感じないなとか、鑑賞の価値観が違うかなとか、いくらお笑いが好きでも、アメザリは好きだけどますだおかだはちょっと、波長が合わない、というように、波長の合わないサイトもあるという事を改めて、見渡して感じた。
大体、毎日見てもいいと感じたのは三割ぐらい、それ以外は、つまらないとかクダラナイなんて感じたりはしないけれど、熱心に書いていると分るけれど、毎日行って読むのは辛いなと感じた。
とか言うことを書くのは、そう言うわけで、面白くないサイトも多いですねとか言いたいわけじゃなく、たぶん、自分が面白いと感じなかったサイトの方もきっと自分のサイトを見ても、波長が合わなくて面白くないと感じるんだろうなと思ったから。
最初に書いた、自分をリンクに加えていただいた人の所へ読みに行くと面白いと感じるのは、やっぱり自分の書く物を面白いと感じてリンクに加えてもらったわけで、そういう人が書く感想は、書き方や視点や価値観が似ていて好ましいと感じるのだろう、と思った。
ただ、そうやって、自分が面白いと感じるところばかりを消化していると、アニメ感想サイト全体が、面白いと誤解してしまう危険がある。
誰でも自分が書く感想は自分には一番面白いように書かれていると思う。そして読む物も面白いと感じる所ばかり。そんな感覚に麻痺すると、みんな面白いと感じて当たり前だと感じてしまう。
そんなことはなくて、全体を見渡せば、自分の好む物は三割程度、という事は、七割は面白いわけじゃない。裏を返せば、自分の感覚を他人に当てはめれば、七割の人間には、自分のサイトは、つまらなくもないが、面白いサイトだとは思われないのだろう、と言うことを思った。
なんていうかこう、自分の表現は自分にとっては面白い物で、自分でも面白いと感じる物ばかりを見ていると、全能感みたいな気持になったりするのかもしれないけれど(それはそれで大事だと思うけれど思いこみすぎてもおかしいし)そんなことは錯覚だと心得ておかないといけないということ。
じゃあ、もっと他人に受け入れられたいと思うのは当たり前の考えだけれど、手法というのは、結局自分のスタンスでしかできない。
アニメーションの鑑賞に関して、批評的態度で鑑賞するか、肯定的な態度で鑑賞するか、感想にしても、あらすじを付けるべきか、感想だけにするべきか、批判的意見を中心に書くか、面白かったという部分に焦点を当てて共感を呼ぶように書くか、様々なアプローチがあるだろうけれど、観客が望むようにとか、一番受けが良いようにとか、あれこれ欲を出して思うだろうけれど、結局自分が面白いようにやるしかない。
あらすじいらないと思われても自分が書きたかったり必要だったら書くし、好意的なことばかりで面白味がないだろうと感じても、批判的なネガティブ感想とか、自分のスタンスに無いことを無理しても面白くないし、書き手が面白くないと書いたものは他人を面白がらせられないし、と言うようなことを思ったのでした。
しつこくて分量多いのは、仕様ですのでどうかひとつ長い目で。