十二国記

タイキ編この章がどういう目的なのかわからないままに見ていたけど、そろそろ大詰めに入ってきた様子。
タイキは初めは怖ろしいと思っていた驍宗と仲が良くなった。このパターン多い、ケイキの時もそうだった。親しくなるとみんな気に入ってしまうと言うのがタイキの個性なのか。
そして狩りに付いていく。そこで、すごい妖魔の巣に入ってしまい、誰も手なずけたことのない妖魔を、驍宗たちを助けたいという思いから、調服させることに成功する。
驍宗は王にはなれかったので国に帰ることに。王になれなかった以上今の地位に居られるわけもなく、田舎に帰ることになりもう二度と会うないだろうと言う。タイキはそのことを悲しみ、旅だった驍宗を追う、夢中で追ううちに転変する事に成功する。そうして別れたくない一心から驍宗を王として認めてしまう。
なるほど、どうしてタイキが人間界にいることになったのか興味を持ってみていたけれど、王でない者を王にしてしまった過ちだったのか。
陽子の章のテーマは自分らしくといういい子の悩みみたいな物がテーマになっていたのはわかったけど、タイキの章はなにがテーマなのかわからなかったけれど、弱さと優しさと言うことなのかなと思った。
タイキは基本的に精神的に弱い、逃げるというようなマイナスじゃないけれど、認めてしまったり、受け入れてしまったりという形をとる弱さがある。誰もすぐ好きのなってしまうところとかも弱さの裏返しなんだろう。そんなことをテーマにしているのかなと思った。