十二国記

シリーズの繋ぎ的な、鳥の書簡を通じて交わされる話で、楽俊と陽子の様子が語られる。単に説明と言うだけでなく、半妖として差別される楽俊がそのことを言わなかったり、陽子の方は、先王が女帝で取り巻きが自分たちが政(まつりごと)をしてきたので、その自負から嫌な思いをしている事を言わなかったりしていることと。更にそのことをお互いにわかっているという、お互いに似たもの同士だと言うことを、六太を通して表現されているところがよかった。
陽子の方は、王としての振る舞いを心得ていないこともだけど、取り巻き達の低俗さには心配を感じたり。次回からどんな展開になっていくのだろう、楽しみ。