十二国記

今回も感心する展開が多かった。陽子のほうは、前回感じて心の中で思ったことを言葉でケイキに伝え、国のために一時玉座を離れる事を承諾してもらう。ケイキは前王と比較して、陽子は成長したと、また失敗するという不安がぬぐえたようだ。
狂王の元娘、祥瓊は、同じ年頃の女王、供王の元へ行く。供王は言動はきついけれど、決してわがままではなく、物事をきちんと見抜いた上で物事を言っている筋の通った人物だった。なかなか彼女のキャラクターとしての魅力に惹きつけられて、この後の展開も気になるところ。
鈴の方には、キッツイ仙女がやってきた。鈴をかくまった王は、ちゃんと説き伏せる。言葉が通じれば分かり合えると思っている鈴に、現実を知ってもっと成長して欲しいと、人の世界に旅立たせる。そして陽子のが頼った旅一座と巡り会う。鈴は一時幼い頃にその一座に身を寄せていたのだった。座長がそのことを覚えていて鈴を歓迎する。今もカイキャクを一人世話しているという。その人物は陽子と共に来ていた郁也だった。うわ、すごいことになってきた。