一騎当千

パンツビラビラアニメと思っていてそれほどまじめに見ていない本作。一応渡部高志監督なので、そんな低俗な作品とは侮ってはいないけど。
先週は確か、いいとこなしでシッコチビって終わっているかのように見せてたと思うんだけど、今週はその後、無意識でハクフ本来の力が目覚めて、相手を半殺しにしたっぽい事を描写される。
なるほどーとか感心、っていうか、今日パンツ少ない、っていうか、不必要にパンツビラビラさせていない方が面白いじゃん。今日の話は初めて感心する程良かったです。これで、覚えにくい三国志名じゃなければ……主人公がハクフで、強敵がソンタクくらいしか把握できない。
締め落されて負けるということはかなり精神的に落ち込む負け方でソンタクは落ち込んでいる。昨日締め堕ちた後のことは覚えていない様子。
そう言うことでハクフは傷心旅行に家を抜け出す。
ナンパされて危ない目に合うが(ってちっともハラハラしないけど)新しい登場人物が瞬殺し、また強い登場人物が現れたと印象づける。助けられてバカ呼ばわりされる、ここに至ってソンタクのキャラは心の底から本気バカだと伝わってくる。落ち込んでいたことを言い、その原因が、締め落された事ではなく、その後の自分とは違う邪悪で暴力的な自分に気が付いて落ち込んでいるらしいと表現するところはなかなか上手い、だだのバカじゃないかなとちょっとだけ思う。
そしてまたケンカ場面に遭遇し、加勢に入る。新しい登場人物は、土木課の男子で、ケンカの後、ストリートの後始末と言って、コンクリートをパテ埋めする変人。自分よりバカが居たと安心するソンタクだが、それでもその後、自分のケンカ後を始末するために学校で教室の修復をするエピソードなんか憎めなくてうまいエピソードだと思う。
三国志に元ネタの着想をしているけれど、というか、パンツ全開に物語の価値を命がけで掛けているようだけど、こうしたキャラクターの肉付けはちゃんとしていて、やっぱり渡部高志監督は好感持てるなー(って、ちゃんと肉付けしている原作が偉いんだろうけど、なおざりにしない監督が偉いという意味)と思った。