銀河鉄道物語

時の結び目。学も鉄ちゃんになった。理由はどうなんだろう。そういうもんだとあまりリアルに考えなかったけど、父が死に兄が死んだ鉄道というか宇宙。オレの夢宇宙とか一言で片づけていたけれど、憧れたり夢に思ったりする原因はあったんだろう。父がそこに行ったからだけじゃないなにかが。
じゃなければ、父が惹きつけられた、それがなにかを見たかったんだろう。兄もそれを求めた、学もそれを知りたかった。命を奪った宇宙だけれど、興味があるけれど、宇宙に背を向けて、安全な暮らしを選択したら、その興味が自分の生涯をダメにする、だから死の危険があってもそれが何なのか見てみたい、知ったら戻って知ればいいとか。
旅立った学は時の結び目に巻き込まれ五年前兄が死んだ場面に遭遇する。こういう展開はミライザーバンとか、正当な松本展開で受け入れられる。
昔の別れの時に、弟が投げたボールをこの場面で兄がまた再び投げ返し、鉄道員の仕事をして兄は死ぬ。母が弟に持たせた握り飯を時空を超えて死ぬ兄が口にする。
悲劇とドラマ、素晴しい。
そして隊員になる、運命が見える局長は有紀学の運命を見えていたようだ。壮大なことに巻き込まれる人間らしい。っていうか、局長の制服スクール水着にしか見えないんだけど……。