瓶詰妖精

11月。花の話って言うのはちょっとずれてたような。
顔がなんか四角かったっていうか、デコがいつもより広かったような。
物語は、花壇から一つ離れた草花が花を付けないので、妖精達がことさら名前を付けてかわいがったら、情が移って秋になって種を作るために枯れるのをかわいそうがって魔法で枯れないようにしてあげる。
途中で一人だけ仲間はずれになっているようだと、行きすぎた思いに気が付き始めるけど、くるるさんはことさら必死で守ろうとした。
他の花達が種子を飛ばすさまを見て、考え直し魔法を解くと、種子を付けて綿毛を飛ばした。
「さようならー」と見送る妖精達だったがせんせいさんは「別れじゃないよ、これは出会いなんだ」と締めくくる。
これはこれでいい話。