ゲームとしてのルール

コメント求む:キーワードせっかくでの対話の中から、ルールは不備、意図的に曖昧にしてるんじゃないかという気づきの他に見いだされた結論の他に、ゲームとしてのルールの捉え方、みたいなことに対する気づき、と言うのもあったと思う。
少なくとも自分は、ビックリしたし、別の光明を感じた。
http://d.hatena.ne.jp/yukatti/20031116#p2
からずっと下に続く記事。
http://d.hatena.ne.jp/yukatti/20031119#p3
後日分。(対話先のmutronixさんの方の記事も合わせて読んだことです、対話の時系列を考えて、こちらからはリンクしませんでした、興味のある方は、両者を併せてお読み下さい)
と読ませてもらって、なるほどと思ったようなことがあるんだけれどあ、これは最初に謝っておきます、その記事を読んで、自分はこう捕らえたり、それから、こう言うことを考えたり思ったりした、ということで、そちらの記事が、こういう意味だと正確に解釈しているわけじゃないと言うことです、あとあと、そういう意味で言ったり書いたりしたわけじゃないんですよ、誤読です、とか、曲解です、とか、拡大解釈です、とかいう指摘やお叱りもあるかもしれないと思います、読む人もそのことを考慮に入れておいて注意して読んでください。自分自身、自分に都合良くワザと間違っているのを認識した上で歪めて解釈しているという認識は当然ないんですけれど、完全に正しいという確信においてまでは達しては書いていないのです。
なんて解釈したっていうか、とりあえず、ルール至上主義で、はてな的にルール違反だから削除するべきとか、キーワードを正常化しておきたい欲望とか、自分の思うままにとか、強行的な考えを抱いていた人に対しての、柔軟な態度になるため、させるための、説得力を持つ気づきになっていた、と思ったりしたのです。
これ読んじゃったら、なんだか、せっかくがどうとか、厳密に考えて、削除予定に送っちゃおうとする指先の力を奪うよなあと思ったし、せっかくに対する議論もトーンダウンするよなあと思った。
ぼんやりと自分が捕らえたことは、キーワードに対するコントロールと言う物を自分には、基本的には自分が、ハッピーになるための整備みたいに捕らえてる。まあ、整理整頓みたいになっちゃうけれど、日記を書く環境を整頓したり整理する意欲を挫かれるのも、間違っていると指摘されても、えーとか思っちゃう。
そりゃ、判断は人それぞれだけど、常識的と思っている部分で、日記が表示される環境を、まあレンタルルームと捕らえたら、常識的に、足元にゴミが落ちてたら、ゴミ箱に捨てとくじゃん。床に洟かんだティッシュが落ちてる、と思って捨てたら、ルール至上主義者が来て、ピピピーピって、怒って、捨てちゃダメ、戻して戻してって、ゴミ箱から、ゴミを持ってきて、床にぶちまけるわけ。そりゃ、えぇー?とか思っちゃう。
まあ、自分の利用するスペースからは、そのゴミが見えない場合はいいんだけど、利用するたびに日記の文面に関わってくる見えるゴミと感じる物に対して、うぇー、とか感じたりもするけど、まあ人によっては好きなんだろうなあ、しょうがないなあ、一時的な気の迷いの自己顕示、落書きアートみたいなもんなんだろうなあ、しょうがないよなあ、落書きだらけの町でも、その町が便利なら壁の落書きぐらい、目をつぶって生息していかなきゃいけないんだろうなあ、とか思ったりして、気持を切り替えているけれど。
そもそも、普通名詞までオンにしているから気になるんだろうし、自分も、その猥雑さと、町のノイズを愉しむみたいに、普通名詞の自動キーワードを愉しんではいるんだけど。
おおっと、なんか話がずれたかな。でも、そういう考えを受けてるように感じたのです。キーワードを常識的な感覚で制御するってことをルール尊重とか、ジャッジメントすると言うように捕らえると、そのこと自体がゲームと捕らえるとか、野球のゲーム、そこにはルールがあって、審判がいる(はてなには絶対的審判が存在しない、時にははてな運営者が出てきて、ジャッジするけど、基本的には感心のあるユーザー自身が出てきて、ワイワイ言って、結果的に公平に近い形で整頓されて収まって運営されていく。ようするにプレーヤー自身がジャッジメントを兼ねていて、ああ、今のアウトだな、そうだなとか。時に、微妙な打球があって、それはファールだよ、出てないよ、うがーっ!なんてことがあるんだろうけど)。
漠然と、そういうゲームであると捕らえていたんだけど、そうした野球ゲームと同様に考えていると、一つ一つのプレー自体に対しては、厳密に、ルール違反だ、ルール違反じゃない、と言うことは指摘は出来るのだけれど、じゃあそれにこだわっていたら、本当にプレーヤーとして、ゲームが楽しいのか楽しくないのか?みたいな気づき。
公正なジャッジメントとして眺めていたけれど、はたしてそれが正しいのか?ゲームはルール違反を許したら面白くないという価値観はある意味では正しいけれど、はたしてゲームとしての面白さはそれだけなのか、という気付き。
(たぶんこの辺の解釈は、向こうの記事が言うこととは違うと思う。正しくはやっぱり、プレーヤーとして、プレーして楽しくないところは、ルールがオカシイと気が付いて、ルールをどう変えたら楽しくて、ハッピーかを考えて、ルールを改正していく態度が正しいんだろうと思う)
そこから、シムシティーのゲームとしての面白さ、シムのゲームは、住人の幸福度を上げて、住人を増やすことが、大前提だけれど、その手段は、一つじゃない、ゲームとしてのルールは、極力少なくしている。その結果、その手段は多様性を持つし、またゲームの目指すルールからは逸脱するけれど、荒廃するさまを見て愉しむことも出来る。(だからといって、はてなで、クソキーワードを作って荒廃するさまを愉しまれても困るけれど)
また、勝利条件という言葉の導入による、今までの認識への衝撃。はてなにおける勝利条件を考えたら一体なんだろう?ゲームで勝つこと、それってルールを押しつけて遵守させることか?
それから、クソなキーワードが来たら削除することか?テトリスみたいにライン消しするように、無駄キーワードを見つけて消すことか?
そうじゃない、プレーヤーでありジャッジメントであるはてなユーザーのプレーヤーは、自分の参加するゲームで、幸福感を増加してハッピーにすることだ。(追記、キーワードを整備すること、ルールを遵守させること自体をゲームの目的だと思ってはいけない、と指摘しているように見えた)
そうすれば、すでに居るはてなユーザーもハッピーだし、いい場所には人も集まるし、みんなハッピーだ。
じゃあハッピーになることについて、まず模索することだろう。既にあるルールを遵守させたがる審判がのさばってたって幸福は遠ざかるばっかりだ。
とか、そういう事を、自分は、読んでいて、ぐわわわわーん、と感じた。
どこか違う、とは感じながらも。(たぶん、面白いけど、本質を見失っているとか(ルールが不備だったら変えようよというのが本質だけど、それを棚上げにしているような感じるとか)シムを例に挙げて、厳粛に整備しようと言う態度を放棄して、いろいろやってみた方がハッピーかもという部分とか)
もちろんそうではなくて、自分の曲解による部分が大きいと意識しながらも、物事が複雑化して、はっきりとは理解したり分析しきれないんだけれど、面白く、興味深くて、今はてなが一番思案していること、具体的には、ぐぐってについてとか、
http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20030730#1059522605「引き続きご意見いただければと思います。」と棚上げしている、(ルールから逸脱したこと、ルール的に、システム的にも想定していなかったことに対する使い方について)どう解釈したらいいのかと言うことに対して、最も、理論的に捕らえて、解釈しようとしていることなのじゃないかと思う。
そして改めて、ここでシムシティーを持ってきたことの上手さに感心する。
ルールがあって目的があるけれど、だからといって、目的やルールに沿わないことが出来ないように作られているゲームじゃない。(というところで、以前の議論の中で、出来るように作られているんだから、ルール違反ではないだろうとか、いけないことならば出来ないように作られているだろう、といった論調を思い出した)
ある意味では、システムに対する挑戦で、それを楽しむゲームでもあるだろう。ゲーム制作者が想定していなかったやり方でゲームを楽しむ。それは、マイナスの方向ばかりではなく、むしろ、プラス方向で、ゲームをもっと楽しい物にするためのルールや制作者が想定したやり方以上に効率的な、有効なコマンドを見つける模索のための挑戦と言うゲーム。
その行為を、ルールに合致していないと、否定したり拒否することは、可能性を潰すことで勿体ないという気付きだと思う。
丁度今は、セクションカテゴリ捕捉用キーワードというのが試行されているけれど、それに対して、http://pc2.2ch.net/test/read.cgi/esite/1066771859/804-
抵抗感を感じている人間もいるようだけれど、そういう人ほど、読んで見るべきだと思う。
やっててはいけないというルールを極力絞って、あたらしい使い方を見つけることも容認しているシステムだと思う。それに対して決まりにないことをするなとか、考え方を狭めていたら、勿体ないなあと。
そう言うようなことを感じ取って感心しました。
とはいえ、もう少し、キーワードのヘルプのルールは毅然としていて欲しいなあ、結構ユーザーは困惑してるように見えるのだけれど。
正直、日記の文面見ていて、自動リンクには、ナイスプレーなキーワードもあるし、大半は、まあどっちでもいい、凡プレーなんだけど、時々、これはさすがにラフプレーだよなー、と感じるキーワードなんかもあったりしたら、そんな時、ユーザーはどうしたらいいのかわからない。削除にしたら、掃除屋の悪評は立つだろうし。田中石川
参考
http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20030503#1051913871議論屋対話ではてなを上手くやっていこう、ルールのことをどう考えるか、理解出来そうな部分。
http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20030212#1045050782キーワードの不要に対する所存みたいなもの
http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20030224#1046089799ルールには載っていないはてなのあの時の気持
http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20030308#1047111908削除の仕方のお手本。
別にはてなは削除しちゃいけないとは言っていない、異存があったら合議しようと言うような態度を見せていた、という過去の出来事はある。
ヘルプに載っていないと、条件じゃないんだろうけれど。