十二国記

maspro2004-02-10

六太の過去の話の終わり。うーん、どうも身が入らなかった。テーマ的には興味が持てない感じじゃないんだけど、興味を持たせる引きだし方が整理できていないと言うか、尺が元々短い中に詰め込んだのか混乱しちゃって、伝わりにくいと言うか。
正直見ていて、妖魔しか心の慰めが持てなかった更夜の虚無感、みんな死ぬ、民も死ぬし国もいつか死ぬ、苦しまないためにはみんな滅んでしまえばいい、みたいな思想に共感してしまう部分もあるし、そういうことを意識してもう少し上手く物語を取り回してくれたならもっと興味を持ってみられたのだけどと思った。