十二国記

maspro2004-02-17

総集編、うーんコメントがでないや。
約束して500年まだ果たせず、ってことか、浮かばれないな。
なんて事を見てて思ったのが、年を取らない人間に行政を任すのってロボットに政治を任せているみたいだなと感じたり、アップルシードという作品で一番感じ入ったのが、行政を一部人工知能とか電算機に任せているところだったりしたのを思い出した。
政治なんて基本的に行政は計算で決められるんじゃないの?勝手に政治家が絡んできて、献金だなんだと利権やら欲望やらが絡んで来ちゃって魑魅魍魎の伏魔殿みたいになっちゃうんだなあとか。
攻殻という作品において自分が最も惹きつけられたところは、人とはなにかとか生命はなにかとか、テクノロジーの生み出す世界とか、そんなのとは全然関係なくて、一話目の救済センターとか、今日もご飯が食べられるのは先生様のおかげです、今日もおかゆ明日もおかゆ毎日おかゆ嬉しいなー、みたいな、近未来社会の人間の貧富の差の恐ろしさ、金持ちの趣味を満たすためにトリムアンデを作る行程で東南アジアから子供を買ってきてみたいな、気持の悪さ。
電脳化という事をしなければ生きられない世界を作っておいて、その恩恵を享受できるのは金持ちばかりで、貧しい者は苦しいばかり、金持ちは外車乗り回すけれど、貧乏人は軽の中古(ま仮にそんな世界になったら日本人は日本人なりに快適な国産車を作るみたいに適価の電脳を開発するだろうけど)で我慢しろ、もっと貧しい貧民層は、官給品の電脳を貸与するから維持費のかわりに施設で一生働け、みたいなデストピアっぽいところが面白いなと思ってるんだけど、映画化しようと、テレビになろうと、そういう描写は出来るわけないよな、なんて事を思ったこと思い出した。