カレイドスター

カレイドステージに戻ってくるユーリとレオンの対決。
ユーリの過去にレオンに犯した罪とはコンテストの間際にソフィーを用事があると呼びだし、待ちぼうけにし、コンテストに参加させるのを妨害したことだった。ソフィーはユーリを信じて待ち、探していたレオンの前で事故に会ってしまう。
最後にレオンはユーリにお前が騙したんじゃないと死ぬ前にソフィーに言ってくれないかと電話で頼む。強引な展開だけど、意図はよくわかる表現だった。ユーリはステージに出るため当然無視をする。殺すつもりなどはなかったろうが、結果としてユーリは自分か殺したんだと思っている。
それを告げたときに、そらが足や手から力が抜けた感じの表現が良かった。
ユーリはレオンを挑発してステージでフェンシングで戦い合う。ガンダムのラストかよ(笑)と思っちゃったり、なんでそうなるの?とも思っちゃうけど、フェンシングの剣を振りながら空中ブランコしちゃったり、理屈は抜きで見た目としては面白く迫力があった。
レオンに対して、ソフィーの期待に応えられなくて死んでホッとしているんじゃないかと酷いことを言うユーリ。昔の悪い顔っぽくてこれはコレで。というか内心演技なんだろうと大人の視点で予想しながら見てるからいいけど、子供だったらどうその目に映ったんだろう。
ユーリの意図は自分が奪うとレオンを挑発させてその気にさせるつもりだった、それが過去への罪滅ぼしだと。
物語の文脈的には理解出来るけれど、(よくある展開的にここは対決してワルぶって丸く収めるとか、俗に言う手癖で書いちゃうというヤツ)冷静に考えると筋は通っていないと言うか、もう少し頭を集めて、すっきり納得する展開をひねり出せなかったかな?とも思ったけど、カレイドスター贔屓なのでまあイイヤと生暖かく見守ってしまうのでした。(言っちゃえば、そらの涙の意味もコンテストで棄権したときと変わり映えしないし観客の心に落ちないんじゃないかな?また泣いてると贔屓でも変わっていないっぷりにちょっと抵抗感があった)