鋼の錬金術師

maspro2004-02-21

鎧だけの番号の敵との対決。結構深刻でシリアスな戦いかと想像していたら、意外に明るいというかお気楽というか。
特にアルの方は、鎧同士な上にアルの方が強くて足元にも及ばないと、お笑いバトルになってそれはそれで面白かった。相手が前の肉屋って言うのは世界観が小さくなったというか、都合世過ぎというか多少興ざめ。
エドの方も、オートメイルのねじ忘れと不安要素を醸し出しつつもよく知っている鎧の弱点を利用して勝ったと思ったら、二人で一つの鎧だったとか、飽きさせない工夫をしつつ展開。
ただそれほど、登場人物の気持が伝わるような感じはしない。エピソード主義じゃなくてモノローグ主体になってて、口先で、淋しいとか、お前らを人じゃないと言ったらアルのことは……とか、喋りが多いし、拳を握ったくらいで感情移入するかというと、ちょっと自分には伝わらない。なんか上手いこと、エドが感じている罪悪感とか、アルの不安とか、いろいろ当事者が感じている気持が表現しやすいエピソードやビジュアルを見たいなと感じる。