鋼の錬金術師

えーと、どんな話だ。適当にあらすじを書きとめて済まそうと思っても、なんかまとめにくい。
把握しやすいような、すっきりした物語の文法がつかめないんだよね。
そもそもがこの世界の成り立ちがわからないから、国家錬金術師がこの物語世界でどういう位置付けをされていて、この世界がどうなり立っているのか、元々の国としての政治があるのかとか、国の治安を維持する組織があるのかとか、そう言ったことを観客に説明せずになんとなく進んでる。そして錬金術組織自体のこともあまり説明されてない。

エドから見て、上にマスタングがいるのはわかるけど、その上位組織はわからない。確かヒゲの准将がスカーにやられたけどその上はとか、さっぱり見えてこないから何が起こっているんだか。
エド視点でエドは世界の成り立ちとかにまったく興味がないか、そういう視野がないか、子供みたいに自分の置かれた環境で粋がっているだけみたいで物語が小さくてしょうがない。
作り手が考えていないか、考えてわかってはいるんだけど、エドを視野の狭い錬金術の能力だけは高いただの子供て、それに合わせた視点だけで物語を切っているのか、すっきりしない。

もっと上位には、錬金術を利用して利益を得ようとしている汚い大人が、汚いことをしているってことなんだろうな。その上でエドの行動も計算されて踊らされてるだけ、ホムンクルス達も自分たちの判断だけじゃなくて生み出された人間の支持で行動しているのだろうし、スカーだって大きな物語に操られているだけだろうし。
大きい視点で見てみたいよ。