ふたりはプリキュア

仲違いの話。
陰影のある画面。なぎさが影になったりほのかが影になったり。雰囲気自体はいいけど、東映動画がよくやるいつものパターンの画面って感じもモリモリしちゃうのも事実。


淫獣経由でなぎさが藤Pと仲良くしたいのを知って、ほのかが、無邪気に藤Pの前で話したかったんでしょとかいっちゃう。
ほのかは結構天然でそう言う機微に疎い所あるからそういう表現は自然だったし、なぎさがそんなこと本人の前で急に言われて、ひどいよ!ってなる気もわかる。


本心じゃなくて勢いで、プリキュアじゃなけりゃ友達でもなんでもないんだからって言っちゃう。


言い過ぎたーと後悔してると、ほのかの方が、お互い信頼し会える人の方がいいし、とかいって携帯をなぎさに渡してしまう。
ほのか思い切りよすぎ。
こういうとこ、らしいって感じもするけどね。前々から感じてたけど、敵とか来ても自分でなんとかしなきゃって一人で背負い込む、かなり個人主義な人っぽいし。


日記に思いを書いてるし、これで伝わるっぽいなと思いながら見てた。
仲直りできないまま敵が来る。
敵のせいで仲良くなっちゃダメだよなと思ったら、ちゃんと敵が来ても仲良くなってなかった、っていうか、敵を前に正直に怒ってちゃんと言い合えたって感じ。その辺は良かった。
「もたもたなんてしてませんー!」ほのかの大声がウエディングピーチの緑を思い出した。
でも敵に捕まってたのにバンクにもって行っちゃうのは、手を抜きすぎ。
もうちょっと苦労しようよ。でもそこで苦労すると、仲直りの機会になっちゃうし。つうかほんとはそこでやっぱお互い心配って文脈の方が自分は好みなんだけど。


ふたりのケンカの前に敵もタジタジ、なのはいいけど、手も出た方がよかったかも、うるさーいパーンチ!ってのも好き、マーブルがいつもより強かったって感じ。
敵をやっつけても素直に喜び合えなくて日記を取り違えたっぽい。


家に帰ってなぎさは、母親とケンカをするのはドウデモイイ事じゃないからだからって言われる。


手帳の取り違いに気が付いて、お互いに読んじゃって、相手の気持ちを知って仲直りする。


ちょっとどうかなと思った。勝手に読むなよ、じゃん。取り違えに気が付いて電話をして、「読んだ?」「読んでないよ」「あなたは?」「あたしだって」とかあって、「……読んでいいよ」「あたしも読んで欲しい」とかあって、読みあって欲しかった。