今週のまとめ

maspro2004-03-26

最終回も多かったね。感慨深いような、ちょっとどうよと思ったり、良かった、というか、最終回ラス前で力入ってたとかいろいろ。


クロ校、リリアンクロ校は最後にやってくれたって感じでいい最終回だった。


サヴァイヴ、パグーの話で地味、みんなハワードが持っていった、小憎らしい。


マリみて、時空混乱、何事もなかったように本線に戻るって感じ。デートエピソード、堅実に面白かったかな、由乃さんの嫉妬とか、丸顔で可愛かったり、中の人つか池澤春菜さんがロコちゃん声だったり毒を含んでたり演技が上手いし、祥子さんのお嬢様っぷりが、つーか、祐巳に謝らなかったりとことん女王様っぷりで素晴しいね。でも文章で読むと嫌味よりおかしみが伝わるかも知れないけど、絵にすると嫌味かも、絵として見るならもっと狼狽ぶりとか見てみたい。
それにしても改めて見ると祐巳さんちも鉄筋コンクリートで医者とか不動産屋とか金持ちっぽい家だ、ブルジョアめ!


十兵衛ちゃん、なんだけど、ちょっと長くなりそう。今一番はてなで言及が多いっぽい、50ぐらいある、読んでらなんいって言うか、そんなぐらい。で結構絶賛気味。動画スゴいとか、彩に泣かされるとか、感激してるっぽい。
そうか?そんなにいいかな?
正直自分はそうでもない。
タッチとしてはいつもの大地丙太郎節だし、世界が閉じてるのはべつにいい、ああいう演劇的空間だと思って見立てを楽しめばいいし、演出が独特なのも監督の味だけど。
で、動画に関してはどうなのか?めまぐるしくてスゴい動画に見えたりする。派手さはあって外連味たっぷりなんだけど、すごいのか?なにを持ってスゴいとするかわわからないけど、手間としては見た目は派手だけど案外かかってない。2、3フレームの短いシークエンスをスクラップ的に寄せ集めてる。ガツン、ピカ、ガツン、ピカ、バキン、ピカ、とかを繰り返していて、構成はコツが必要だったり、手間は掛かるけど、動画表現自体は動画をしてない。一瞬の動きを寄せ集めただけで、一連の動きになっていないし、絵のなかで追わなきゃいけない線の数も少ない。
ほんとは、ゆっくりしてても、巨大戦艦の回頭とか、追いかけなきゃいけない線が画面の中に何十本もあって、一枚書くのにスゴい時間と手間が掛かる物の方が動画としてはすごいんだけど、ー。ゴルドバ回頭とか。
結構騙されてるよねって言うか。


んで、話の方はどう?基本的には十兵衛ちゃん、父と娘、監督の感じていることの思い入れの強い作品なんだと思う。正直1シーズンで思いは完結したと思うんだけど。更に言えば正直、監督なりの思い入れはそれほど現実的にわかんなくて、1シーズンのテーマはなんだったって言われても、ちゃんと答えられない。
じゃ2シーズンはなにかって言われると、うーん、とりあえず、監督が投影してる、彩には監督の戸惑いや混乱が見て取れるのはわかる。ゴーストライターの自分が、娘に受け入れられない、けどゴーストライターの自分が好きだ。そんな板挟みみたいな事を表現したいという気持ちはわかる。
それでどう解決しているか、結局、俺は「ゴーストライターの自分が好きなんだ」という自分の本心を認められたい、娘に告白したいと。


じゃ、自由の方はこの話での目的ってなんなんだろう。鮎之介の思いに答えたい、って事なのか、抱きしめてあげたかったというのが本心らしいけど(それはわかった、自分で言ってたわけだし)。それって、父親が否定してる、危ないことと反してて、自由にとって十兵衛になることを肯定して欲しいということが今回のテーマなのか。


十兵衛ってこの物語でなにを意味してるの。自由にとっては、希望でも望みでも夢でもない、ただ、鮎之介とか、勝手に思い入れた人間が押し掛けて、それに応えなげばいけないとか、拒否したいとか、なんかはっきりわからない。鮎之介ゃ鯉之助にとっては、夢なんだけど、勝手に夢にするなと。彩から見ても危ないことに巻き込む障害だし、十兵衛という物語の中の暗喩が、観客にとってどんなメタファーになるのかわからない。
受験とか出世という物のメタファーにもならない感じだし、親の押しつけという構図でもない、親の彩は否定しているし。


なんか率直に意図が分らない。父から見た視点としてはなんとなく、親離れの構図だけど、そう言うのだって、娘が親の意に反して、なにかを目指しそれを否定していたけれど認めるという形でもないように思える。
悪いと思える男に惹かれている娘に対する父親のジレンマとでも?


とか、彩カッコイイ、感動した泣かされたというの見るんだけど、そうなのかなあ、わかんないなあとか思ってしまうのでした。


静と動の緩急や、丁寧な波とか、繊細な表現は評価する。特別に新しいわけじゃないけど、音楽の使い方も上手いし、情緒面への語りかけの手法は上手かったと思う。スゴいって言うか、堅実ないい仕事してるなあって言う感じ。
でもそんなに大騒ぎするほどじゃ?とかね。


なんだかはっきり言えない当事者でもわからないわだかまりを描くと言うところが現代的気分を反映しているのかな?とも思った。


プラスターワールド、オープニング全員で唄ってた、燃えた、二度聞いたら、そんな歌って無くて、騒いでただけっぽかったのに気が付いた(笑)
大団円だけど、特にカタルシスがない感じ、敵との関係に理屈がないから話の背骨がない。別れもないし、大きな物語じゃなかったのは残念。途中途中いいエピソードもあったし、嫌味のない登場人物のキャラクターで好感度の高い作品だった。


攻殻、なんか今週はケチ付けちゃうのが多いかも。話として面白くなかった。もっと素子のドジッぷりや、ケツを見て萌えな物語として見たら正解だろうけど。物語としてみるとちょっと。
つかね、基本的に、金の亡者が死んでて機会が株価操作してたっ、ってオチから逆算して作った話でしかない。
二回見ると二回目は意図が分っているから色々と面白い、というか面白くもないんだけど、ちゃんと逆算してるって事が確認できるだけ。本人とは、連絡が取れない(死んでるから)、屋敷のメイドはみんなロボット(死んでるから)、ゴーストのないお人形、なんだそれ、人形(ロボット)はゴーストないだろう、ゴーストあったら人間って言うか、人間の脳が機械に入ってるからゴーストなんじゃなかったっけ、機械にゴーストコピーしてるのは大変な事じゃなかったっけ、セリフはしっかりしてほしいっぽい。
工作して潜入したのにメイドに見とがめられて戦闘、なにやってんだろう素子さん。
暗殺者はなんでなんだろう。金持ちに憎しみがあって、金持ち暗殺を仕事にしている感じだったけど。硬貨の銃は上手いっぽい、硬貨はどこでも簡単に手にはいるし、なにで射出するのかわかんないけど、武器的ニュアンスがなければ法律違反にもならなそう。つーかよく考えるとボディチェックするだろう。体内仕込み銃の義体とか税関通るのか?
冒頭のマフィアがなに考えてたのかも今ひとつ、株で損させられて、金本を恨んでた?金融機関強奪を計画してた、でもそれは攪乱で、本命は暗殺を女に頼んでたのか?なんかわけわかんない。雰囲気で話作ってるから気にしない方がいいのか?
とかグダグダでダメダメっぽかった。


バーンナップ、シリアスだった、描写がえぐかった、絵もえぐかった、割り切っててそれはそれで斬新なのかも。


ミルモ、最終回ラス前で会心の出来。ダアク消失と好きだったと沙織が自分のトラウマを乗り越える感じで綺麗にまとまってた。


ビーダマン、砂漠の子負ける、弟のパーツのセッティングミスを否定しなくて不利なのに戦ったから。


そーなんだ、巨大ウナギがウイルスだった。そんなに萌え絵はなかった。


ソニックソニックとクリスの逃亡旅クリスのわがままを解決する話難しい展開だったね。


プリキュア、仲違いの話、丁寧だったよ、よそでも大絶賛だった。http://www.catnet.ne.jp/gen/worknow0210.htmlさとうげんさんの日記はやっぱりいいな。


ガッシュナゾナゾ博士「う、そ」ガーンΣ(;゜Д゜)…!!!が可笑しかった。


ギルガメッシュ、総死亡、スゲエ終わり方だった。あれだけ丁寧に書いた話を打ち切りでもなく人類絶滅話にするとは。
自分すごいと思ったけど、巨大掲示板とかだと、ずっと見てきてこの終わり方は萎えとか、悲劇パターンはかなり嫌いらしい。まあ、話が最後に後味悪いって言うのは裏切られた感じがする物だけれど、クレンジングの前に、姉胎児が成長して出てきて、ボクは人間が好きだ!ギルガメッシュお前達は間違ってるーサイキック!と言うわけでみんな助かりました、とかだったらもっと萎えだけどなあ。


ダフネ、シベ超、面白かった、後半で急にシリアス、えー。


ぴちぴちピッチ、七人集まる。サラさんはお咎めなしですか。


カレイドスター、最終回ラス前で最高潮。もう最終回でもいいくらい。天使の羽のモチーフが、テントの隙間がはためく所なんて、よく見つけてきたなと思う。確かにあるあるって感じだし。


今週はやっぱり最終回とか最終回前で力が入って多作品が多かった。最終回前に力が入ってるって言うのは、最終回に余韻を持たそうって感じかな。