MADLAX

ぉ、おもちろい。
前回と全然趣が違ってた。つか元々こういう話を志向していたのか。
一回目はわかりやすい、昨日も書いたような、よくある話典型的な展開の手癖で書くような話をやっておいてから、本筋のわけわかんねえ(思ってもみなかった話)を進めると。


もう一人の主人公のマーガレットの方の話、中の人桑島法子。前回はマドラックスの話たったわけだ。
不思議少女っぽいのは萌えキャラ属性の類型的だとは思うけど、金持ちでマイペース、回りからもかなり浮いていそう。なんだコイツ?と思わせて、過去になにかがありそうだと感じさせる。持っているのは親からもらった血塗れの絵本とか。
それがマドラックスとどういう関係を持ってくるんだろう。
昔の隣のお姉さんだというキャラクターの登場。ブローカーのエージェントみたいで一癖ありそう、マーガレットの過去に関係してくるんだろう。お姉さんの関係する組織の怪しさ。
金田朋子演じる不思議少女と物語の関係性は?


とどめは目玉刺青の仮面の男。


わけわかんねえー!オラワクワクしてきたぞ!


という感じで、正直楽しかった。でも一般的にはどうだろう、わかんない、で終わりか、タルイって言われて終わりか。一般的に支持されるわかりやすい明快な物語じゃないと思うけど。
こういうの好きなんだけど、受け入れられないんじゃ、自分の感性についてちょっと考えちゃう。


チヨボンのセリフ
「痛みも悲しみも喜びも感じられなければ、酷い世の中でも生きていける」(意訳)みたいなのは、今風でよかった。感情が豊とか感性が鋭敏とか、そんなのって現代日本社会では生きていくのに無駄なだけ、鈍感で強欲に生きろ、みたいな風情のアンチテーゼっぽくて。


今日は雨が降るから。
ある町に巨大な竜巻が起こって住人を千人近く吸い込んだ。そのまま人間を吸い込んで人々は竜巻の中でグルグルかき混ぜられてバラバラになった。離れた隣町で雨が降った。その雨は隣の住人の血の雨だった。
なんて話を思い出しちゃった。