鉄人28号

黒いなあ、深夜枠で大人相手だからこれで正しいと思うけど、鉄人28業って感じだ。
敷島博士が挙動不審なぐらい隠してたことは、早く言えよ!ともどかしいぐらい引っ張って、怪物が不乱拳の子供だった(考えたら当たり前)という話。


金田も不乱拳も同じ事をしてたと、それを敷島はとりあえず正太郎に教えたくなかったと言うことなんだろう(のわりに後で見せるけど)


展開的には、不乱拳が都合良く逃げたり捕まったり、敷島の家の前で出会ったり、敷島の車に乗って降りるとブラックオックスの元だったり、ブラックオックスに乗ってると簡単にごまかされたり、怪物の場所を鉄人があっさり見つけて捕まえたり、不乱拳がオロオロ歩くと怪物の隠れ家に行き着いたり、ご都合主義炸裂なんだけど、まあ、物語は表現のための舞台装置で都合がよくてもいいとするならいいけど、ちょっと出来すぎ感を感じすぎた。


不乱拳と怪物は会いたがる、なぜか阻止する鉄人というか正太郎。
怪物に刷り込んだ命令は不乱拳を殺すこと。
悲劇と言えば悲劇なんだけど、子を殺す父、子に父を殺せと命令して死のうとする父。不乱拳身勝手すぎないか。
我は父から、人を殺すと穴二つ、絶対人殺しはするなと言われている、あと、親より先に死ぬなというか、自殺はするなというか、そんなこと言われてる。


いくらフィクションの物語でも悲しすぎたり、意図が不健康すぎるかなって思った。
怪物にとって、愛情と命令の相剋とかあってもいいんじゃないかな。
不乱拳は死にたがってるし、怪物に自分を殺させることで、怪物を解放すると信じてるし。