蒼穹のファフナー

maspro2004-07-27

ベタでびっくり。王道とか定番とか、そう言うのを超えて、悪い意味でベタであんまりだった。


前回、島を移動しようかなと言うところへ、見つかりたくない新国連軍の哨戒、謎の敵の来襲が重なった所へ、主人公メカが突撃と言うところ。


回りの期待は、見つかりたくない新国連軍が敵メカにやられたら、島の秘密も守れてちょうどいいだろう、と言うところだったと思う。
見ている観客もそうなんじゃないかと。自分は見ててそう感じてたから、今回の主人公の行動には共感できない。
つかね、みんなは見捨てるけどボクは見殺しにしない!って言うのでカタルシスを得るべきはずなんだけど、自分の目からはそう感じられなかった。
これって自分が年取ったせいなのか?若かったら主人公の行動に共感してカタルシス得たのか?とか考えると、ちょっと若くてもそう感じないんじゃないかなーと。


演出としてと言うか、観客誘導は、理屈では見殺しにして納めるほうが正しいんだけど、そうはできないオレは助けるぜ、みたいなヒロイズムでカタルシスを得るはずなんだけど、そう言う方向性にいかなかった。
なんだろう、オトリにするのが民間機とかだったら説得力があったけど、なんか新国連軍で軍人なんだろうから、自分たちの安全のためには、死んでもいいよって思っちゃうような対象だからかな。


自分たちの島の人間がたくさん死んだろうに、それには悲しみも憤りも感じないくせに、目の前の敵対的とも思える軍人を助けて、島全体をもっと悪い立場に追いやる、そんな主人公の行動に共感できるかな。


つーか、子供たちが自分たちの情況をどれだけ理解しているのか、興味を持っているのかわかんない自体問題あるし。