マーメイドメロディーぴちぴちピッチ

最終回、終わっちゃった、二年近く続いたシリーズが終わるのはなかなか感慨深い物があるなあ。これがまた三年四年とか続いてると、いいかげん終わって!とかまあそんなもんかなとか納得してしまったり(どれみの時とかそんな感じだった)一年だとちょうどいいというか、2クールみたいに短くもなく、ちょうど頃合いというか、なんかなんか(満月をさがしての時とか、東京ミュウミュウの時とか)
一年を超えて二年やって終わるというのは、そろそろ潮時というかもっとダラダラ続いても、とか、まだまだやれる、とか、またそれと違った感覚だった。


さて最終回、どうなるんだろう、人魚との恋っていうのをちゃんと成立させて終わるのかな、つか魚類とほ乳類?、とかマーメイドの国に帰るのかな、一年前は国を治めるために帰らなければとかいう展開だったし、そうなると陸地の恋人との関係の清算とかするのかな。
まぁぁぁたどうせマメプリの事だから、グダグダなまんまに無責任に終わっちゃうのかも。


とか思いながら見てみたら、思い切り調子よく投げ出してた!マメプリらしいっていうか見事な投げ方で、最終回の終わり方にまた新たな伝説が!的ないい加減さ(誉め言葉)でこれはこれで非常に良かった。


前半は恋人との絆の確認とかかしつつ、後半リナの視点から、お笑い芸人志向のりなさん憧れの新喜劇的な情況に突入して、すっかり物語世界が異次元空間に飲み込まれて、なにが起きても驚かない空気が蔓延したところで、ダークラバーズの乱入、ヒッポとユーリのラブラブコント、ブラックビューディシスターズまで復活してレズレズ状態で次々にコンサート状態。


最後は全員で第一期のエンディングを唄ったり、最終回というか、最後の観客サービスのカーテンコールみたいな終わり方。物語としては進展や結果を出すとかまったく畳んでないんだけど、これはこれで、もう終わりになんだなって観客としては納得させられてしまう。


声優陣は21人だった、すごいような、ロックマンはこれにナビ役がセットになっちゃったからものすごい人数になったんだなとか思ったり。


戦うわけでもなく、ただ歌を唄うだけでもめ事を納めちゃうっていうコンセプトだけでもスゴイ(歌を唄って解決は別に新しくないけど、従来はやっても歌で元気になって「戦う」であって、ほんとに歌歌うだけで物事を丸く収めようって冒険しすぎ)
元から無茶やってるんだからと、ドンドン出来事も無茶苦茶やってく破天荒さとか、色々な意味で楽しみな番組だった。
これでほとんど地上波の少女漫画アニメは全壊なんじゃ、残るはミルモくらいだけど半分はキッズアニメ化してるし。