ファンタジックチルドレン

ヘルガが記憶を取り戻した後の話。


「ソランは?」
と聞くヘルガ、来た!来たよッ!


ああ場面転換、なんて意地悪なっ、焦らしプレーでデスヨッ!


「ソランとセスは死んだ」
いやそれはわかってるんだッ!どういう形で死んだのか知りたいのに、またまた焦らしプレーって言うか、その辺まだハッキリさせない模様。


そんな過去はヘルガにショックを与えるよりトーマの中のなにかを触発した様子。
って木とか殴りまくり、トーマ強すぎ、キミはマシーンですか?というくらい破壊力が。なんとか拳ってスゴイね。


そしてもう少し種明かしが。
王の勢力は反乱したゲオルカを鎮圧したけれどゲオルカはティナの処置を知り、再び転生して人間兵器能力を手に入れようとしていると。


ってなんかなー、制御できないし、素直に王の政権を転覆させる協力者になるとは思えないし、あまり賢いやり方とは思えないけれど、まあそういう事にしておこうかナ。


デュマはゲオルカと誰かの子で、ティナと兄弟らしい。
ってことは、ゲオルカと王の妻との不義の子?って所なのかな。ゲオルカと王の関係ってのもよくわかってないけど、素直に弟?ってことなのかな。
王妃は王との関係が冷め切っててなにかあったとか。


そう言うわけで、ゲオルカの目的を果たすために地球にやってきたティナの弟と言うことらしい。


科学者達は転生する形で捜索を続けているけれど、デュマは地球では20分の1の時間感覚で、ゆっくり成長しつつ策略を巡らせてたっぽい。
きっとこっちに来る転生方法とかが違うせいなのかな?とか好意的に解釈しておくことにしようかと。


物語の方はそんな感じで、仕掛けが明かされてワクワクなんだけど、感情的には今まですっとヘルガを守ってきたチットが、ヘルガが記憶を取り戻してしっかりしたことで、自分の意味を失っちゃったりして、ヘルガが望みを手に入れて嬉しいやら、自分が無用になっちゃったやら、複雑な思いで泣き出すところ、それを抱きしめるヘルガ、その辺が良かった。

ヘルガがデュマに連れ去られるあたりは、ボーイミーツガールの伝説の王道的展開で、正しいね。


メモ代わりに書いておくと、ヘルガは自分の得体の知れない望郷の念の意味が分って、ソランとの約束を果たすとか、今までの転生した人間の想いのためにも地球に残ると決める。


科学者達は、ティナを故郷の空に帰そうと思って行動していたけれど、ティナの希望を聞いて役目は終わる。後はゲオルカの野望を阻止することと、自分たちが帰ったら、ゾーンを通って戻ってくると老化が促進してしまうので、それを回避する方法を見つけるだけ、と言うところ。


後はヘルガがソランと出会うだけ。