ファンタジックチルドレン

ギリシアの船のその後、みたいな展開。


物語的にはそんな動いてない。大きい船の中で右往左往してるって感じ。


それよりは今回の話の目的は、ギリシアの船でっけえぇぇぇッ!
みたいな驚きを表現するために苦労したって事じゃないかと。


ギガントでっけえ!
と初めて巨大構造物に処女を奪われた後、その後も、イデオンでっけえ!、マクロスでっけえ、白色彗星でっけえ!(つうかこっちの方がギガントより古い?そんなことないか、ていうかほとんど同時期みたい)


とか巨大な物の表現に色々驚いてきたけど、それ以降はそれほど巨大な物の表現に圧倒された感じはないけど、(ラピュタは少し)ここへ来て、また新しい圧倒的に大きい物が、って感じ。


不気味に盛り上がる海面、浮上してきてどんどん色が濃くなる船影、浮かび上がった後、大量の海水がだーっと流れ落ちるけど、船体が巨大すぎて、それさえ細い糸程度にしか見えない、とか、いろいろと大きさの表現に圧倒された。


トドメにはただでさえ巨大に見えたゲドリング、つうか映画コンタクトのプラットフォームがモデル?っぽい、をさえ、ギリシアの宇宙船の前にはちょっとおしゃれな船のアクセサリーみたいにしか見えないという、巨大宇宙船の異形っていうか、堪能したよ。


そこから降ってきた大量のロボットが雲霞のようにって所も良かった。


表現の方は、暗いパイプを進んでいるうち、血が滴ってきて顔を汚す、みたいな幻覚に囚われたトーマのところが斬新だった。セス、ソランの最後の場面の暗喩に見えるけど、まだどちらとも確定できないイメージ。


後びっくりは、科学者の身体も持ってこられてたってのはびっくりというか。
先週の鼻君のガクブルは、自分の肉体の発見だったんだねえ。


改めて、ギリシア人の身体20倍は、一つには寿命も二十倍、時間感覚が20倍っていうのと同時に、モチーフとして、仏像、仏陀とか、意識してるのかな。ギリシア人は地球を知ってたし、それっ、地球時間で2500年ぐらいとか大昔に地球を訪れて調査した、その時の記憶だよ、みたいな構想に基づいてるのかな?


その辺思わせぶりで面白いかも。